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髙石あかり、朝ドラ「ばけばけ」ヒロインへの道 両親、恩師、マネージャーと紡ぐ歓喜の涙【特別インタビュー】

映画.com / 2024年12月19日 9時0分

 その後、先生からも返信があったのですが、発表会見の日の夕方、(髙石の地元である)宮崎県の取材班が先生を特定して取材に来たそうなんです。『改めておめでとう。私が頑張る理由が、ひとつ増えました』って手紙に書いてあって、わたしまた泣きました(笑)」

■担当マネージャ―が語る、「ヒロイン決定」の報の瞬間

 ヒロイン決定の報は、どのようにもたらされたのだろうか。きっと涙なしでは語れないエピソードが用意されているのだろうと確信しながら聞いてみた。ここでは、髙石と苦楽を共にしてきた担当マネージャーに詳細を語ってもらった。

 「なんの根拠もなかったのですが、会社の先輩たちに『笑ってくれて構わないのですが、わたし今回はいける気がするんです』と言って、笑いあっていました。長崎で撮影をしているときに、ちょうどみやざき大使の仕事の関係で車移動するタイミングがあったので、その夜に伝えようと決めていました。そこに至るまでに、小さな嘘を積み重ねて朝ドラの話題を遠ざけて油断させておいて、『どうしても髙石にお願いしたい役がある』って他のドラマのプロデューサーさんから託された手紙があると伝え、そこに私がヒロイン決定!と書いたお手紙を渡しました」

 「泣きました。泣きますよ」と振り返る髙石はそのとき、想像もしない光景を目にした。「(マネージャーが)動画撮りながら、泣いてるんですよ。わたし、初めて見ましたよ。めっちゃ嬉しかった。ずっと二人三脚でやってきたので…。私って一歩一歩の人間なので、ゆっくり隣で道筋を作ってくれました。愛情しかない人のそばでやってきたので、少しは恩返しができたのかなと思っています」

■この両親のもとに生まれてきて良かった

 歓喜の涙の連鎖は、まだまだ続く。この喜びを誰よりも分かち合いたかった両親には、発表会見当日にURLを送り「これを見てください」とメッセージを添えたという。

 「当日まで言えませんでした。会見後に母へ電話して、また大号泣でした。母も泣いてくれていましたが、わたしの方が泣いていたかも。これまでも、朝ドラのオーディションでダメだったときに前を向かせてくれたのは、いつも母でした。『次に向けて切り替えよう。あなたがヒロインを務めるのは、どんな作品だろうね』って。ようやく伝えることができた安堵で、わたしが嗚咽するくらい泣いているのを演出チーム、プロデュースチーム、会社のマネジメントチーム全員もまた、涙を流しながら見守ってくれているという、とても温かい時間でした。父からも『やっと少しだけ恩返しができるね』ってLINEが届いて…。本当に嬉しかった。両親とも周囲を大切にする人なので、この人たちのもとに生まれて良かったと心から思いました」

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