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【世界の映画館めぐり】空港出たらすぐインド映画! チェンナイ・PVR AEROHUBでヴィジャイ・セードゥパティにシビれる

映画.com / 2025年1月13日 19時0分

 「PVR AEROHUB」は5スクリーンを擁し、この日はDolby Atmos対応、約200席の大きめのスクリーンで鑑賞できました。外国の映画館では、上映前に流れるCMも興味深いものです。以前、コルカタのシネコン(https://eiga.com/news/20200405/3/)でも流されていたタバコの健康被害の恐ろしさを警告する公共広告に続き、車や日用品などのCMが続きます。今回、驚いたのが映画学校の生徒募集広告です。監督や撮影、照明など現場での主要部門のほか、デジタルツールでの絵コンテ作成、映画ポスター制作者養成という専門コースもあるそう。インドでは映画が大きな産業であることを実感します。たしかに、インド映画のポスターってインパクトありますよね。

 そして、いよいよ「Viduthalai Part 2」の上映開始です。「JAWAN ジャワーン」をはじめ日本公開作でも人気のヴィジャイ・セードゥパティが社会運動家のリーダーという役どころでした。私が「Part 1」を観ていない&英語字幕鑑賞ということで、もしかしたら内容が的外れになりそうなので詳細は書きませんが、とある田舎を舞台に、捕らえられた活動家と、残酷な警察たちとの攻防を激しいアクションとともに描く社会派ドラマでした。活動家ヴァーティヤールを演じるヴィジャイ・セードゥパティの正義心と闘志に燃える姿にシビれ、ヴァーティヤールと志を同じくする、進歩的なショートヘアの女性キャラクター(Manju Warrier)の描き方も新鮮でした。

 一年中暑い南インドのシネコンは、贅沢すぎるくらいエアコンをきかせています。劇場によってはブランケットを貸してもらえるかもしれませんが、特に女性は羽織るものを持参するのが賢明です。そして、インド映画ならではのインターミッションを体験。体も冷えたのでチャイでも飲みたいな……と売店でオーダーすると「コーヒーしかない」とのこと。インドならではの飲み物と言えばチャイ一択だと思っていましたが、南インドではコーヒーが広く飲まれていると知りました。インスタントとの区別でしょうか、「フィルターコーヒー」と呼ばれる、ミルク入りのコーヒーが渡されました。砂糖は別添、支払いはキャッシュレスオンリーとのことで、クレジットカードで支払いました。地元の方たちの多くはインドのQRコード決済を選んでいましたが、短期旅行者にはちょっとインストールのハードルが高そうです。

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