第3回新潟国際アニメーション映画祭、コンペティション部門上映作&審査員発表!「化け猫あんずちゃん」「ルックバック」など12作品
映画.com / 2025年1月22日 18時0分
■「クラリスの夢」 監督:グート・ビカーリョ、フェルナンド・グティエレス(ブラジル/2023年/83分)
「クラリスの夢」は、母親を失った悲しみを乗り越える、才気あふれる少女の物語。友情、仲間の大切さ、そして私たちが日々気づかぬうちに経験している多くの美しさを描いた映画である。
■「化け猫あんずちゃん」 監督:久野遥子/山下敦弘(日本・フランス/2024年/92分)
あんずちゃんは30年経っても死ななかった化け猫、現在37歳。そこへ親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくるが、彼女を置いて去ってしまう。かりんの「母さんに会わせて」たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まる。
■「リビング・ラージ」 監督:クリスティーナ・ドゥフコバ(チェコ/2024年/112分)
12歳のベンは思春期を迎え、突然体重が気になりだした。他の子どもたちからいじめられ、離婚した両親はどうしていいかわからない。保健室の先生でさえ、彼のことを心配している。ベンは食べることが大好きで、シェフとしての才能が開花しつつあるにもかかわらず、ある思い切った決断をする。ダイエットを始めるのだ。これで事態が好転するかもしれない。運命の女性、クララのハートを射止めることも夢ではない。そして、本当に大切なのは見た目ではなく、自分がどう感じるかだということを知っていく。
■「ルックバック」 監督:押山清高(日本/2024年/58分)
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。正反対の二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。
■「メモワール・オブ・ア・スネイル(原題)」 監督:アダム・エリオット(オーストラリア/2024年/94分)
本年度アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)受賞!カタツムリ集めが心の拠り所である孤独な少女グレースが、奇妙な女性ピンキーとの友情を通して希望を見出していく様子を描く、驚きとユーモア、そして感動のクレイアニメーション。アカデミー賞受賞経験を持つアダム・エリオット監督が、初長編「メアリー&マックス」以来、1コマずつ丁寧に、8年の月日をかけて完成させた傑作。
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