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WANIMA KENTA「これからもWANIMAとともに生きていって」

Entame Plex / 2019年6月6日 22時20分

 WANIMA KENTA「これからもWANIMAとともに生きていって」

WANIMA KENTA「これからもWANIMAとともに生きていって」

WANIMAがライブハウス/ホールツアー「1CHANCE NIGHT TOUR 2018→2019」を6月5日に豊洲PITにて締めくくった。このツアーは、「メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』のリリースツアーは大都市圏を中心に行ったこともあり、自分たちの足で細かくまわりたい」というメンバーの意向のもとに昨年11月から今年3月にかけて企画されたもの。その後、大きな反響を受け、香川・徳島・東京で追加公演を発表し、本公演はその最終日。日差しが強くなってきたこの日も早くから会場周辺は人だかりとなっていた。

颯爽とステージに姿を現したメンバーは、オーディエンスとともに「1CHANCE NIGHT、開催しまーす!」と高らかに宣言。お馴染みのオープニングナンバー「JUICE UP!!のテーマ」でフロアをアジテートし、熱気を高めたそのままの勢いで「ララバイ」へなだれ込む。これ以上ない、強烈なスタートダッシュだ。KENTA(Vo&Ba)の「ともにいこう! 二度とない日を!」という投げかけもあり、序盤とは思えない高まった空気感。「ここから」では、興奮が抑えきれないのだろう、フロア前方ではダイバーが続出していく。

だからといって、ただただ熱く語りかけるのではなく、ユーモアを交えながら、気持ちをほぐすのも彼らが持つ大きな特長のひとつ。KENTAとFUJI(Dr&Cho)がおどけた掛け合いをしつつ、それをKO-SHIN(Gt&Cho)が微笑ましく眺めるという、いつものやり取りもあり、WANIMA特有の温かい空気が広がっていった。

ラスタカラーと妖艶なら照明が混じり合い、ムード満点な中でドロップされたスピード感溢れる「CHEEKY」、駆け抜けっぷりがたまらない「昨日の歌」、KENTAの歌い出した瞬間、フロアから悲鳴に似た歓声が湧き上がった「Japanese Pride」と、新旧織り交ぜたセットリストであることに加え、ライブハウス仕様な攻めた曲を矢継ぎ早に繰り出していく彼ら。その勢いに負けじと、オーディエンスも凄まじいバイタリティで応えていく。素晴らしい一体感だ。

FUJIが扮したいつものあの人によるタイトルコールも秀逸だった「アゲイン」もハイライトのひとつ。KENTAの歌が響き渡り、会場全体をも包み込む多幸感によって心がどんどん温かくなっていく。想いが溢れんばかりにプレイするメンバーの表情も印象的だった。

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