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花粉症対策の新常識は“室内”から! 盲点は隠れダスト

Entame Plex / 2020年3月4日 11時40分



「隠れダスト」を模した蛍光粉体を、カーペット上に目視で確認できない微量散布し、人が掃除を行った場合と、ロボット掃除機「Whiz」が掃除した場合を比較する実験を行いました。実験の結果、右の画像のように、人が掃除した場合は、掃除の仕方が目に見えるごみに集中しがちになるなど、“清掃ムラ”が発生してしまい、「隠れダスト」の取り残しがあることが分かりました。掃除前と比較すると、人の掃除の場合は約 60%しか清掃できていない結果となりました。一方、「Whiz」は、記憶した清掃ルートをくまなく掃除できるため、全ての場所で一定の掃除効果が確認されました。そのため、「Whiz」は人の掃除では取り残しやすい「床」の隠れダストにもムラなく対応できることが分かります。



人が掃除した場合とソフトバンクロボティクスが提供するロボット掃除機「Whiz」が掃除した場合の、掃除時の空中浮遊粉塵の粒子数を測定する実験を行いました。測定の結果、人は掃除開始直後から粒子濃度が上昇したのに対して、「Whiz」では粒子濃度の大幅な上昇はみられませんでした。掃除終了にかけてのピーク時の粒子濃度の比較では人の掃除行為はロボット掃除機の約 8 倍もの大きな差があることが分かりました。人の掃除は動作が大きく、また床を歩く際の舞い上がりにより大きい粒子でも舞上げてしまうことが考えられます。「隠れダスト」対策には、こうした舞い上がりへの対策も必要です。



日本医科大学武蔵小杉病院 耳鼻咽喉科学 日本アレルギー学会専門医の松根彰志教授は、「隠れダストに含まれる、チリや、花粉、カビ、細菌、化学物質はさまざまなアレルギーなどの症状を引き起こす可能性があります。今回の意識調査では、花粉症患者の約 7 割がオフィスでも花粉症の症状を体感していることが分かりました。花粉などのアレルゲンは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、ドライアイなどの症状を引き起こすため、オフィスで働く人にとって、集中力の低下や疲れやすくなるなど、仕事の効率低下につながります。過去の論文では、花粉症による経済損失は 2,860 億円*1 というデータもあります。床にある花粉は舞い上がることで、仕事中の人に影響があると考えられます。今回の調査ではわずか 1.6%の人しか床にも花粉が多いと回答していませんでしたが、窓や玄関、衣服についた服がオフィス内に入ると、空気中から床に落ちて「隠れダスト」になります。「隠れダスト」は、定期的な床の掃除をすることで、ある程度の対策は可能です。「隠れダスト」は目に見えにくいため、一見きれいに見える床でも掃除を行う必要があり、さらにムラなく掃除をすることが重要になります。さらに、「隠れダスト」は空気中に舞い上がりやすいので、それを予防するため、マスクや空気洗浄機なども有効になるでしょう。これらの「隠れダスト」対策をすることで、オフィスワーカーの体への負担が減り、仕事の効率が上がる可能性があります」とコメントしています。

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