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約8割が離れて暮らす親のことが心配…見守り対策の実態

Entame Plex / 2020年3月5日 11時40分

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約8割が離れて暮らす親のことが心配…見守り対策の実態

セコム株式会社は、2020年2月4日~6日の期間において、70歳以上の親と違う県に住んでいる全国40~50代の男女500名を対象に「親の見守り」に関する調査を実施。このたび、その結果が発表されました。

親の状況や関係性を明らかにするために、70歳以上の親と離れて暮らす人を対象に親の世帯構成に関して質問した結果、「夫婦二人(44.8%)」、「独居(26.0%)」を合わせると、親だけで暮らす世帯が約7割である事が分かりました。また、親に会う頻度も年1回以下が36.2%となっています。



離れて暮らすご高齢の親に心配や気がかりなことがあるかを質問した結果、約8割の人が「ある」と回答し、多くの人が親を心配していることが明らかに。さらに、どのようなことが心配なのかを回答してもらったところ、94.0%が「病気やケガ・熱中症などの健康面」と回答しました。

また、本調査では親を心配するようになったきっかけや理由についても質問しました。
「母が亡くなり、父が一人になったから(神奈川県・42歳男性)」
「最近病気がちで、年齢も上がってきたので心配(神奈川県・46歳女性)」
「普段なかなか会えないから(香川県・49歳男性)」
「両親ともに持病があり、何度も入院生活を送っているため(埼玉県・57歳女性)」
「最近転ぶようになってしまったから(東京都・42歳女性)」
「農作業をしていて熱中症になったことがある(東京都・49歳女性)」
「運転が危なかった(愛知県・44歳男性)」
「まだ車の運転をしていて、最近老人の事故のニュースを見るから(茨城県・46歳女性)」
「特殊詐欺の手口が巧妙になってきているから(東京都・48歳女性)」



親の様子や安否の確認など見守りのために、意識して行っていることがある人は4割以下という事実が明らかになりました。離れて暮らす親を心配に思っている人が約8割となった一方で、実際に対策をしている人は、半数を割る結果となりました。

また、親の様子や安否の確認のために、意識して行っていることが「ある」と回答した人を対象に、実際にどのように行っているかを質問した結果、「定期的に電話している(81.2%)」が最も多く、「LINEやメールなどでやりとりしている(36.6%)」が2番目に多い結果となりました。LINEやメールなど、高齢者に不向きと考えられがちなITの利用も多いという事実が明らかになっています。

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