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カレーが歯周病予防に!?スパイス研究家&歯学博士が解説

Entame Plex / 2020年7月10日 11時40分

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カレーが歯周病予防に!?スパイス研究家&歯学博士が解説

サラヤ株式会社が展開している「クルクリンPGガード薬用ハミガキ」。

「クルクリンPGガード薬用ハミガキ」は、ウコン(英語名:ターメリック)の主成分である「クルクミン」を配合したオーラルケア商品。インド原産でカレー粉の主要原料としても有名なウコン。近年、そのウコンの成分「クルクミン」が歯周病予防に効果的であることが明らかになっている。



歯周病といえば、「地球上を見渡してもこの病気に侵されていない人間は数えるほどしかいない(2001年 ギネスブックに記載)」「日本において成人の8割は歯周病、40歳以上の日本人の半数以上は歯周炎(骨が溶ける歯周病)に罹患(厚生労働省データ)」と多くの人が感染している病気。歯を失う原因の第1位。



そこで、歯学博士でありながら、「スパイス研究家」「カレー研究家」「カレー王子」としてもメディア出演の経験がある泉井秀介先生にインタビューを実施。クルクミンの効果や歯周病予防、スパイス研究家となったきっかけや、イチ押しのカレーについて語ってもらった。

――歯科医師になる前はカレー研究家としてユニークな活動をされていたとお聞きしましたが、活動するようになったきっかけを教えてください。

泉井先生:幼いころから本当にカレーが好きで、20代前半の頃まで趣味で全国のカレー屋さんをひたすら食べ歩いたり、理想の味を求めてカレーを自分でつくったり、カレー好きを集めてカレーイベントをやってみたり、“自称”カレー研究家として色々な活動に取り組んでいました。そんな中、定期的に開催していたカレーと音楽を掛け合わせたイベントに雑誌の編集者の方が偶然来られ、有名な雑誌で連載記事を担当することになったことが本格的にカレー研究家としてデビューしたきっかけです(笑)。その後、色々なラジオやテレビ番組に出演させていただいたりしているうちに、交流の範囲が広がっていきましたね。

――そのような活動が歯科医師としてのキャリアに役立ったことはありますか?

泉井先生:カレー研究家としての活動をする一方で、20代の後半に一念発起して大阪大学歯学部の再受験に臨みました。運よく合格し大学では歯学部生とカレー研究家の二足の草鞋を履くことに(笑)。大学内ではカレーの活動に関しては公言していなかったのですが、偶然当時の指導医の先生が僕が出演していたテレビを見ていて、「そんなにカレーが好きなら試しにスパイスの研究をしてみたら?」とアドバイスをくれたのです。例えばカレーに含まれるスパイスであるターメリックには古くから抗菌作用があるといわれてきました。それであれば歯に関しても何か良い効果があるのでは?と虫歯菌とターメリックの関係について調べはじめたことがスパイス研究のスタートです。
実際調べてみると、ターメリックは虫歯菌の成長を抑制する効果があることがわかりました。

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