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auじぶん銀行社長×元日銀副総裁、今後の日本経済は?

Entame Plex / 2021年11月29日 18時0分

西村氏はそうした活動を高く評価しつつ、「投資を手助けする仕組み、つまり金融教育により誰もが新しい金融サービスの恩恵を受けられるようにすることが必要」と主張。若者への教育に加え、高齢者のICTスキル教育、金融知識の再教育を含めau じぶん銀行の活動に期待を寄せる。それに対し、au じぶん銀行としても「スマホアプリの使い勝手を追求し、誰でも簡単に操作できるようなものに」、さらには「金融教育だけでなくSDGsにも注力したい」と臼井社長は意欲的に語る。



そんなau じぶん銀行のさらなる飛躍を願い、西村氏は3つの提言を披露。それは、「ライフステージによって必要な投資情報・意識の違いを考慮しているか」、「十分な情報がわかりやすく伝わっているか」、さらには今まで金融業界では考えられていなかった「投資家の新しい“気づき”、投資家のSDGs目線の引き上げ」。「資産形成にとどまらず将来自分が何をしたいのかを考えることが重要であり、資産を使って世界に貢献できることがあれば生き方が変わる。そして、投資によって人を傷つけることがないようにして欲しい。それが投資家としてのSDGsの基本」と言い、これらが実現すれば素晴らしいシナジーが生まれると明言。

また、投資も多様化する中で「それぞれのユーザーにフィットする商品を作っていくことが必要」と西村氏は述べ、「投資に対して“抵抗”ではなく“納得感”を与えることが大切」と指摘。「安心・安全・確実」の時代から「安心・安全・納得」へ。西村氏は「納得することで不安も減少する。これを新しい判断基準に」と提唱する。

そして、今後についてはデジタル化が加速し、暗号資産のような新しいシステムも生まれているだけに「20年後には今のような銀行は消えているのではないか」と西村氏。とはいえ、ただ消えるのではなく、多様な事業者とのアライアンスによって新たな市場の開拓、革新的なサービスの提供の期待し、この20年できなかった効率化と付加価値の二正面作戦を「今後の20年は押し進めていかなければいけない」と切望。その上で「その視点の転換によって日本経済を作り直すことに繋がる」とも。



臼井社長も「KDDIや三菱UFJ銀行などグループの中でも存在感を出し、10年後、20年後に我々がグループを牽引する企業に成長していくために、お客様目線に立ち、今までの発想にとらわれない商品・サービスを展開していかなければならない」と力説。さらには「事業者ではなく、お客様がサービスを選ぶ時代。我々も銀行のみでなく、グループ一体となってサービスを提供していきたい」と抱負を述べ、「ブランドスローガン“銀行を連れて、生きていこう。”を体現し、お客様に選び続けられる銀行であり続けたい」と力強く語っていた。

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