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モビリティ×エネルギー、学生がビジネスアイデアを考案

Entame Plex / 2024年2月14日 12時10分

モビリティ×エネルギー、学生がビジネスアイデアを考案

モビリティ×エネルギー、学生がビジネスアイデアを考案

イノベーションを「エネルギー」という視点で読み解くことで未来を考えてゆくメディア「EMIRA」は2月10日、早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム(PEP)とともに、ビジネスアイデアコンテスト「EMIRAビジコン2024 エネルギー・インカレ」を早稲田大学内にて実施。このたび、EMIRA最優秀賞をはじめとした各賞の受賞者が決定した。

本コンテストは、早稲田大学を代表校に13大学が連携する5年一貫の博士人材育成プログラムである「PEP」と「EMIRA」が共催。5回目の開催となる今回は、「モビリティ×エネルギー」というテーマで、ビジネスアイデアを全国の大学生・大学院生から募り、全142チームの中から、審査によって選ばれた4チームが本コンテストに出場し、各チームがプレゼンテーションを展開。



142チームの頂点となる、EMIRA最優秀賞を受賞したのは、病院通院者に向けたタクシー相乗りサービス「トピタル(TaxiOfHospital)」について発表した東京大学のチーム『ひかり』。最優秀賞の詳しい発表内容は、「EMIRA」で掲載予定だ。

そのほか、KADOKAWA賞には、メッセージアプリを利用した再配達削減のための宅配業者連携サービスについて発表した中央大学の『のらりくらり』、TEPCO賞には、マンション区分所有者間のカーシェアリングを発表した椙山女学園大学の『椙山女学園大学現代マネジメント学部』、優秀賞には、モビリティデータドリブンな都市形成について発表した早稲田大学の『Well-Vehicle』がそれぞれ選出された。

<EMIRA最優秀賞>ひかり(東京大学)
テーマ:トピタル(TaxiOfHospital)

チーム『ひかり』の発表した「トピタル(TaxiOfHospital)」は、病院通院者に向けたタクシー相乗りサービスだ。モビリティ×エネルギーというテーマについて高齢者の免許返納問題とCO2削減の視点から、通院する高齢者を病院と自宅に送り届けるサービスを考えた。このサービスの利用者へのメリットは2つ。相乗りによってコミュニティが形成できることと、1人でタクシー利用をするよりも安価で利用できる点だ。

介護利用タクシーとの違いは、介護保険が適用されていなくても利用可能であること。介護利用タクシーでは要介護認定時のみにしか適用されず、要介護認定は65歳以上でわずか13%しかいない。こうした点からもトピタルはユーザーのニーズに応える。さらにトピタルはEVと相性がよく、提携した病院にEVスタンドを設置してもらうことで効率的に充電をしながら運行させることが可能。停電時には病院が非常用バッテリーとしてタクシーの蓄電池を使用できるようにすることで、病院は停電時でも患者の治療が継続できる。ゆくゆくは塾の送迎などにもサービス展開を考えているという。

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