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稲垣啓太 「アルパイン イーグル」のスイス本社を訪問

Entame Plex / 2024年7月24日 12時40分

稲垣:一人一人の職人が、自分が行っている作業に対して本当にプライドを持っているんだと感じました。実は、僕もいくつかの製作工程を体験させていただいたんですよ。すごく繊細な作業で、もう手が震えてしまって。「この作業を一日に大体どれぐらいやるんですか?」と質問させていただいたんですね。回答は、「1,000回やります」でした。信じられなかったですね。

――「一人一人がプライドを持ってポジションを守る」という姿勢は、ラグビーをはじめとするチームスポーツにおいても大事なことなのかなと思いました。

稲垣:大事だと思います。自分が言ったことにプライドを持つ、そして同時に責任を持つことが大事だと。そういった意味だと、個人的な考えなんですけれど、時計作りとラグビーの組織的な関わり方ってすごく似ているなと思うんですよね。何か一つでも機能しなくなると、チーム全体が機能しなくなってしまう。今回のスイス訪問でも、改めてラグビーにおける自分の存在意義というか、自分がやらなきゃいけないことを明確に考えさせられる時間になりました。そして時計作りの奥深さを、改めて知ることができる素晴らしい機会をいただいたなと思っています。



――ご自身が体験された作業工程を振り返って、点数をつけるとしたら何点でしょうか?

稲垣:点数をつけることすら、おこがましいです(笑)。すごく細いピンを2本使って作業するのですが、細かすぎて扱えている感覚がないんですよね。僕が作業を行わせていただいた部品は記念としていただいたんですけど、もう、出来栄えを目視できるレベルではなかったです。各アルチザンたちの高い技術と、そしてそれを迷いなくやっている自信に満ち溢れた顔が忘れられないですね。

――今回のスイス訪問は、時計がお好きな稲垣さんにとって息抜きにもなったのではないでしょうか?日常での息抜きの方法や、癒しの存在について教えてください。

稲垣:癒しの存在…これはもう、一択しかないんじゃないですか?僕にとって一番大事な息抜きは、やっぱり夫婦の時間だと思っています。お互い忙しいので一緒にいられる時間はそこまで多いわけじゃないのですが、だからこそ一緒に行く朝ごはん、朝のコーヒータイムはすごく大事にしている時間です。

――朝のコーヒーはご自宅ではなく、お出かけされるのですか?

稲垣:はい。二人揃っている時はなるべく自宅ではなく、外に朝ごはんを食べに行くようにしています。いつも行く場所は同じなんですよ。同じメニューを頼んで、同じコーヒーを飲んで。もう4年ぐらいそういうことをやっていて、変わり映えないのかもしれないですけど、その時間がすごく落ち着くんですよね。

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