コスメ、服、ご褒美…“2024年女性”の購買を総まとめ！

インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社は、2024年、様々な視点から５回の調査を実施してきました。そこで、それらの結果をもとに、この１年間女性たちがどのような基準で、購入する商品や行動を選択してきたのかをまとめた「2024年女性の購買・行動選択白書」を発表しました。



「多様性」という言葉が様々な場面で使われるようになった昨今。ファッションやコスメ選び、ひいてはSNSでの発信等においても、自分らしさとは何なのか、自分の意見として何を発信し広めるのか、考える機会があった人も多いのではないでしょうか。



2024年８月時点で、20代～30代の働く女性に「コスメや服を買う基準は自分ウケか、他人ウケか」を聞いたところ、約９割が「自分ウケ」という結果に。「自分の好きなものであれば、それでいいから（沖縄県・22歳）」「他人ウケの服はいずれ着なくなる（東京都・23歳）」「自分の気分が上がるかどうかが大事（北海道・30歳）」という理由が挙げられました。一方、他人ウケ派からは「客観的な意見を聞く方が気楽（香川県・27歳）」「好きなスタイルを実現したいが、周囲にある程度溶け込みたいから（沖縄県・28歳）」といった意見がありました。



身に着けるもの選びにおいて、SNSやECサイト、Webサイトといったオンライン上にも、参考にできる情報は多数あります。SNSについて、何を使っているのか聞いたところ20代、30代ともに１位は「Instagram（20代：81.2％、30代：76.4％）」でした。SNSを利用する目的は「情報収集」が80.8％で１位。また、「発信・投稿（39.6％）」と回答した人は約４割でした。残る約６割は閲覧用として、いわゆる“見る専”でSNSを使っているようです。近年のSNSは、情報収集ツールとしての使い方が主流なのかもしれません。



2024年５月には、同年夏に向けた実際の買い物意向を調査しました。その結果、同年の春（新年度）に異動や転職、新入社員の入社など、職場環境に変化があった人ほど、夏のコスメや服の購入意欲が高い傾向が明らかになりました。環境が変わったことで新たなアイテムが必要になった人や、気持ちや収入に変化があり、夏の買い物に積極的な人がいたと考えられます。また、20代の50.8％、30代の44.0％が仕事とプライベートでメイクを「変える」と回答。ファッションも、仕事とプライベートで変えている人が過半数であることがわかりました。「仕事ではクールなメイクをすることで気持ちが引き締まる（神奈川県・31歳）」「お出かけするぞ！という気分になる（岡山県・34歳）」といった意見が寄せられ、メイクやファッションで気持ちをコントロールしている人もいることが明らかになりました。