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「歌でしか素直になれない……」ファースト・アルバムで見せる塩ノ谷早耶香の今

Entame Plex / 2015年1月26日 14時44分

――アルバムのタイトルである「Luna」も光と陰ということから?
「Luna=月って、私たちから見えている部分は光り輝いているけど、その裏は陰なんですよね。それってどこか人間に似てるなって思って。私たちには見えない部分、それって人間も同じで誰にも見せることのない部分がある。そういう意味でも月がぴったりだなと思いました。でも、単純に“月”や“ムーン”という言葉にしてしまうとちょっと違ったんですよね。一般的に月に対するイメージって、私もそうだけどすごく優しい感じがあると思うんです。今回は、そういった優しさに溢れた言葉にはしたくなくて。そんなときに“Luna”という言葉を見つけて、そこには“月”という意味と同時に“狂気”という意味もあって、そういった相反するイメージも今作にぴったりだなって思って」

――二面性というのも今作のテーマだった?
「光と陰は、私の人生のテーマでもあるんです。光と陰、両方とも本当の自分でウソじゃないし、自分の弱さも見つめ続けたい。全て自分の中でしっかりと感じながら、そこから目を反らさずに生きていくことで私の歌も変わってくると思っていて。例えば、今作に収録の『Like a flower』は明るい曲ですが、光と陰を見つめて生きていければ、それはただの光の曲じゃなく、陰も反映されたより深いものになると思うんです」

――自分の素直な気持ちを噓偽りなく表現していきたいと。
「私、歌でしか素直になれないんですよ。だからこそ、歌だけは素直にいたいんです。でも、それもデビューが決まって以降この2年間でかなり変化して、最初のころは心と歌がなかなか繋がらなかったんですけど、いまはリンクしてきた。まだまだ完全にできてないところもあるけど、いつまでも歌とは素直に向き合っていたいんです」



――今作には新曲が4曲収録されていますが、どれも違ったテイストですね。
「新曲はどれも私の中で挑戦でした。『雪空』は今まで私がやってきた音楽に沿った、バラードで切なさもあるけどリズムはしっかりしていてキラッとした音色が使われている曲。今までの塩ノ谷早耶香が表現されているものですね。逆に『それでも世界は美しい』は、私の1つの結晶かなって思ってます。これまで5枚のシングルを出してきて、それぞれ違う世界観を表現してきたんですけど、塩ノ谷早耶香の芯になるのは何か、私の歌が言葉になるってどんなことなのか考えたときに見つかったのがこの曲で。それこそ、私の音楽の1つの答えになったんじゃないかって気がします」

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