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「歌でしか素直になれない……」ファースト・アルバムで見せる塩ノ谷早耶香の今

Entame Plex / 2015年1月26日 14時44分

――タイトル曲の『Luna』もこれまでにない感じですよね。すごくジャジーで。
「これはちょっと違う自分、私の言葉で自分の陰を書いてみようと思って作った曲なんです。あと、今回はアルバムということで1曲スパイスのような曲も入れたくて、新たな塩ノ谷早耶香を感じてもらえるもの、それがこの曲です。実は、個人的にはこういう曲が大好きなんですよね」

――収録曲の中で気になったのが、3枚目のシングル『Ocean Blue』だけ入ってないんですね。
「好きな曲なんですけど、今回の曲の流れとは違うかなと思って。『Ocean Blue』だけが世界観が夏、自分のイメージとして夏はないんですよ。今作は自分のこと、どういったアーティストになりたいか表現するものだったので、その流れの中に夏は入れたくなかったんです。でも、DVDのミュージックビデオには入ってます」

――塩ノ谷早耶香=冬なんですね。
「完全に冬ですね。ジャケットでは肌を出してますけど、夏はそんなに好きじゃないんです(笑)。冬の方が切ないし、温もりがあって、ウソがない感じがして好きなんですよね。それに、夏って一瞬で終わっちゃう感じ、幻想のような気がしていて。一方で、冬は地に足が付いているというか、すごく現実的。それに景色もキレイですよね」



――あと、今作の中で1曲だけ、『ONE』は他の曲とはちょっと違うのかなと思っていて。セルフカバーということもあるかもしれませんが。
「そうですね。『それでも世界は美しい』がアーティストとしての1つの回答だとすると、『ONE』は今の私が素直に出せた曲ですね。この曲は、デビューシングルに収録されていた曲で、当時は18歳で上京してすぐにレコーディングしたんですよ。そのときはものすごく不安で、今とは全然違っていて。本来、この曲は温もりがあって誰かを包んであげたいっていうものなのに、今聴いてみるとその不安が素直に表現されていたからこそ、その温もり、言葉を自分に言ってほしい、そんなふうに聴こえたんですよ。デビューして2年、20歳になって、今の私が歌ったらそれは違って聴こえるのか、本来の歌に近づけているのか、今回はそんな挑戦もあってこの曲を収録しました。ファーストアルバムということもあって、デビュー当時からの私の変化も感じてもらいたかったし、それは自分自身知りたかった。ピアノカバーにしたのも、今の自分にあったのがピアノだっただけで、30歳になってもう一度この曲を歌ったら全然違うものになってるかもしれないですね。私の今を表すためにもこの曲は必要だったんです」

――生涯付き合っていく1曲なんですね。
「いつになったらこの曲の本当の姿が見つけ出せるのか、もしかしたら一生見つけられないかもしれないですけど、生涯歌っていきたいですね」

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