藤野涼子、『ソロモンの偽証』で主演デビュー! 1万人の中から大抜擢された新鋭女優にインタビュー
Entame Plex / 2015年3月13日 23時55分
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藤野涼子、『ソロモンの偽証』で主演デビュー! 1万人の中から大抜擢された新鋭女優にインタビュー
ベストセラー作家・宮部みゆきが、構想15年、執筆に9年を費やしたミステリー巨編『ソロモンの偽証』を、成島出監督をはじめとする『八日目の蟬』チームが再結集し、完全映画化。今回は2部作として制作され、その<前篇・事件>が3月7日(土)、<後篇・裁判>が4月11日(土)に公開となる。
いじめや自殺、学校問題、マスコミ報道、家庭内暴力など現代が抱えるさまざまな社会問題に一石を投じる本作で中学生役を演じたのは、1万人にも及ぶ候補者の中から1年強に渡る選考や研修期間を経て、選び抜かれた新鋭33人の少年少女たち。この熾烈なオーディションで主演に抜擢された藤野涼子は、本作への出演をきっかけに役名でデビューという、まさに異例の新人女優。
まだ何色にも染まっていない純真無垢な体当たりの演技で、不信、諦め、裏切り、絶望、決意、そして希望といった目まぐるしく揺れ動くさまざまな感情を、等身大の“14歳”として見事に体現した藤野涼子とは一体何者なのか――。役名でのデビューに込めた思い、撮影時のことなど話を聞いた。
――まず、藤野さんが女優を志したきっかけは?
「両親がテレビ好きだったので、小さい頃からいろんな番組を観ていて……、いつかテレビに出てみたいなっていう好奇心を持っていました。 “子役(女優)になりたい”と、同じ夢を持っていた友達と一緒に今の事務所のオーディションを受けたのがきっかけです」
――本作のオーディションに挑戦しようと思った理由を教えてください。
「人前に立つことが苦手というか、やったこともなかったので、まずは人前に立って演技をすることに慣れるというと語弊があるかもしれないですけど、そうした思いもあってオーディションを受けました。もちろん、やるからには役をいただきたいという気持ちで挑みました」
――応募者は1万人だったとか。オーディションでは、負けたくなかった?
「家族全員B型なので、負けず嫌いなところはありますね(笑)」
――オーディションから撮影まで1年強もの期間この作品に携わったわけですが、改めて振り返ってみて長かったですか?
「やっている間はすごく長いなって感じていましたが、撮影中盤あたりから終わりが近づくにつれ、『もっともっとこの撮影が出来たらなー』って思ってましたね。 “もっとこうしておけばよかったな”って、今でもその時に戻って演技をしたい気持ちがあるくらいです」
――正式に役が決まるまで、オーディション中には約2ヶ月合同ワークショップ、春休み期間には集中トレーニングなどがあったそうですが、現場はどんな雰囲気でした?
「普通の中学生と同じで部活動をしている学生みたいでした(笑)。エチュード(即興劇)をたくさんしましたし、プライベートではみんなでごはん食べに行ったり。その時間がとても楽しかったですね。一生の友達ができたなって思います」
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