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永瀬匡、初の主演映画「ズタボロ」“観たくないって思う人にこそ観てほしい”

Entame Plex / 2015年5月8日 17時0分

 永瀬匡、初の主演映画「ズタボロ」“観たくないって思う人にこそ観てほしい”

永瀬匡、初の主演映画「ズタボロ」“観たくないって思う人にこそ観てほしい”

“痛いのはそこじゃない……それが伝わると……”

永瀬匡がそう語るのは5月9日より公開となる自身初の主演映画「ズタボロ」。
今作は、作家:ゲッツ板谷の自伝的小説を映画化したもので、ケンカに明け暮れる高校生たちの葛藤、そしてそこから生まれる彼らのリアルな思い、様々な感情を描いている。
あまりの過激なシーンに思わず目をそらしたくなる、そんな場面も見られるが、今作の本質はそこにある。永瀬が言うように“痛いのはそこじゃない”。では、それは何なのか。主人公:板谷コーイチを見事に演じきった彼に聞いてみた。



――映画「ズタボロ」が完成し、作品を見て率直な感想は?
「今回は板谷コーイチを演じるというより、自分自身そのままだったんですよ。役になりきれていたのかわからないくらいに。セリフの間や表情とか、全てその状況に合わせて自分が思うことをやってたので、完成した作品を見たら“こんな間を使ってたんだ”とか“こんな顔してたんだ”とか、そういうことが気になりすぎて、最初は全然物語が入ってこなかった。それで、もう一度観させてもらったんですけど、そのときには自分の間とかも気にならなかったので、面白い作品だなって改めて思いました」

――映画を見たら、自分でも驚きが大きかったと。
「そうですね。発見の方が大きかったです」

――でも、今回は初の主演作でもありますよね。プレッシャーなどはなかったんですか?
「今まで、主演という立場の方は絶対大変なんだろうなっていうのはわかってたんですけど、やったことがないから実感がなくて。でも、実際にやってみて自分のコンディションや自分が発する言葉がすごく影響を与えてしまうことがわかりました。あとは、こうして完成した後も僕が作品の代弁者としてやらなくちゃいけない、役以外の部分での責任も感じましたね」

――演技の部分では平気だった?
「自分をそのまま出すだけだったので、今までで一番楽というか。作らなくていいという部分で、無理矢理感情をあげることもあまりなかったから、カメラの前では特に何もなかったです」

――自分そのままというのは、主人公のコーイチに対して人間的な部分で共感できたということ?
「もちろん共感できる部分も多かったし、何より殴られたら痛いとか、そういったすごくシンプルな人間らしさというか、ケンカをするとかそういうことじゃなく、気持ちを素直に出していいって言われてたので、じゃあ出しますって感じでした。今回、初めて主演という立場でしたけど、個人的にはただ出番が多いだけというか。今作を見た人が、もし他のキャラクター、役者が気になったなら、その人が勝ってるわけだし、その人の作品になるのかなって思ったんですよ。だったら、俺はそれに負けないようにしないといけない、そういう新しい感情が芽生えましたね」

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