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中川翔子「最もアニメっぽい声で演じました」園子温監督作『ラブ&ピース』インタビュー

Entame Plex / 2015年7月3日 21時41分

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中川翔子「最もアニメっぽい声で演じました」園子温監督作『ラブ&ピース』インタビュー

血が出ない! 誰も死なない! エロくない! およそ園子温監督のイメージとは遠いものの、園監督史上最もパーソナルで規格外な感動エンターテインメント『ラブ&ピース』が好評だ。そこで今回は本作でフランス人形の“マリア”役として声優で参加した中川翔子にインタビュー! 本作にオファーが来た時の率直な心境や、アニメーションの吹替えがしょこたんの地声に聞こえないヒミツ、園監督の人となりなどを聞いた。



――今回はフランス人形のマリア役ということで、声の演技で園子温監督の世界に参加ということでしたね。声優オファーが来た時は、いかがでしたか?
 
「園子温監督の作品で、『ラブ&ピース』で、吹替えって、最初ははてなが頭に浮かびましたが、まさかのハートフルで優しくて切なくて、今後の人生を送る上で“愛とは?”というテーマがズシリと響くストーリーだったので、キュンキュンしました。監督も温かくて優しい方で、それこそアフレコの時も一緒にお弁当を食べる時間があって、『ベイブ』のお話を(笑)。命が大切になる世の中であってほしいと語る姿がとてもピュアでした」

――フランス人形のマリア役は、前例がないキャラクターだったと思いますが、どう演技プランを練りましたか?

「実写映画の中で造型がリアルなフランス人形で、西田敏行さんしか人間が画面にいない、ほかはリアルな猫やうさぎ、ぬいぐるみでという状況をまず理解しました。でも、マリアは歌も歌い、印象的なセリフもたくさんあるので、最初は声の感覚が想像つかなかったです。現場で何パターンか声を出して、最もアニメっぽい声で演じました。最初の感覚をつかむまでが難しかったです。声のお仕事が続いて、極めつけが園監督作品で光栄すぎます!」

――いつも思いますが、中川さんの吹替えはご本人に聞こえないですよね。そこは毎回、意識していますか?



「それは一番うれしいですね! アニメファン、特撮ファンの立場で言うと、声で顔が浮かぶことはよくないと思っています。キャラクターに見せたいので、なるべくしょこたんは消したいと思って演じています。歌う時にロックな曲と明るいかわいい曲で声色が全然変わってしまうことが悩みではありましたが、逆に自分を消してやるということが挑戦というか、毎回の吹替えのテーマ。顔が浮かぶと作品世界に入り込めないですよね」

――マリア役を含めて、今回の『ラブ&ピース』に参加したことで、何か想うことはありますか?
 
「昔似た人形を持っていて、大事にしていなかったので、ご縁を感じる作品でした。マリアは地下世界のヒロインと言ってもいいほどで、女子力といい、カメちゃんに対しての存在感もあります。時には皆を引っ張る、時には自分の気持ちが暴走もするけれど、優しさもある。人形だけど絶対に人間的な心が宿っていると思います。だから、マリアの歌で皆が合唱をするシーンやゆりちゃんを追いかけていくシーンとか、実はプレッシャーでした」

――最後になりますが、『ラブ&ピース』を楽しみに待っているファンへ一言お願いします!



「この作品は、いろいろな形の愛を教えてくれる素晴らしい映画だと思います。園子温監督の映画ですが、子どもたちに観てほしいです。そして思春期の時に観て、大人になって観て、将来子どもができて、孫ができて、また観ると、きっと受け止め方が違う気がする。そういう映画です。それに、園監督が影響を受けたアニメーションや映画たちは、どれも共感するものばかり! 社会へのメッセージもつまっているので、家族で観てほしいです」

映画『ラブ&ピース』は、全国公開中!

© 「ラブ&ピース」製作委員会
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

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