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ハリウッド版『カイト/KITE』BD&DVDリリース!梅津泰臣監督インタビュー

Entame Plex / 2015年9月17日 21時0分

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ハリウッド版『カイト/KITE』BD&DVDリリース!梅津泰臣監督インタビュー

クエンティン・タランティーノ監督やロブ・コーエン監督という名だたるハリウッド映画人たちが夢中になったR18指定のカルトアニメ『A KITE』の実写映画版『カイト/KITE』。そのBlu-ray&DVD発売を受け、原作者でもある梅津泰臣監督を直撃取材! 「完成した作品を観た時に、僕の原作への強いリスペクトを感じました」と語る梅津監督は、海外クリエイター陣による実写映画版に太鼓判を押す。その理由などについて裏話とともにうかがった。



――今回の『カイト/KITE』は原作ファンの支持も得たそうですが、完成した映画をご覧になっていかがでしたか?
 
「サワ役のインディア・アイズリーは、彼らが創った『カイト/KITE』の世界で成立している女優だと思いました。よくアニメ版と違うという指摘を受けますが、そもそも実写版は別物で、実写は実写の世界の中で成立しうる女優をキャスティングする必要がある。とても気に入っています。最初、アマンダ・セイフライトやミラ・クニスなどを数名ピックアップしてサワ役にリクエストしていましたが、結果的にインディア・アイズリーは素晴らしかったです。ミシェル・ロドリゲスやエレン・ペイジという候補もあったので、違う映画になっていたかもで(笑)」

――もともとの『A KITE』では激しいアクションも人気でしたが、今回の実写版はいかがでしたでしょうか?
 
「当初、アニメをトレースするようなアクションは、いろいろな予算などの問題があって無理ということでした。なので、どこまでエッジが効いた肉弾戦に仕上がるか気になりましたが、最初に観た時に比較的僕のイメージに近いなと。実写ならではのアクションに仕上がっていたので、その点はよかったです。いまは3Dでも予算をかけずともある程度できてしまうから、サワというキャラクターのアクションが多くはなかったので、もうちょっと彼女のアクションが観たかったなあとは思いましたけどね。でも、頑張ってくれたのでお礼を言いたいです(笑)」



――こうして海外のクリエイターたちが『A KITE』への愛情を示したことで、何か想うことなどありますか?
 
「当時どういう気持ちで作品に……など、改めて10年間を思い出しますよね。ちょっと初心に帰るような感じがしました。作品作りに無垢だったなあと(笑)。長いことやっていると、いろいろなものがついてくるじゃないですか。悪い言い方をすると思惑とでも言いますか、自分だったり、メーカーだったり。それが前提で作品を作っていくことになる。でも『A KITE』当時は、そういうことはまったくなく純粋に作っていた。純粋に自分がやりたいことを表現する。それがまた可能だったので、そういうことを思い出して。今は不自由だなあと(笑)」

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