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土屋アンナ「バカだと思われてもいい」、映画『GONIN サーガ』インタビューで本音に迫る

Entame Plex / 2015年9月29日 14時33分

 土屋アンナ「バカだと思われてもいい」、映画『GONIN サーガ』インタビューで本音に迫る

土屋アンナ「バカだと思われてもいい」、映画『GONIN サーガ』インタビューで本音に迫る

土屋アンナが、9月26日(土)より公開の映画『GONIN サーガ』に出演。この映画は、1995年公開の映画『GONIN』の正統続編にあたり、監督は前作に引き続き石井隆氏が担当する。その中で土屋は“5人”のひとりとして、バイオレンスな場に身を投じる。他の出演者には、東出昌大、桐谷健太、柄本佑、安藤政信、竹中直人、さらには俳優業を引退した根津甚八が一度限りの復活を果たすなど、個性的な面々が揃っている。今回エンタメプレックスは、土屋に『GONIN サーガ』についてや女優業にかける想いを聞いた。サービス精神旺盛の彼女のスタンスが生まれるルーツも明らかに……。



――まずは、映画『GONIN サーガ』への出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。

「実は、流れをくむ元祖の『GONIN』を観ていなかったんですよ。お話をもらって初めて観たとき、スタートの暗い場面をカット割りなしで撮るシーンが衝撃的で。今だと展開の速いものも多いと思うんですが、まるで自分がその場にいるような錯覚に陥ってしまいました」

――石井隆監督らしい手法ですね。

「その後、バイオレンスでリアリティがある展開が続き、女性だと目を伏せてしまうようなシーンもあるんだけど、甘ったるくなくガッツリ見せていく監督だと感じていました。初めてお会いするまでは、『すんごい怖い人なのかな』って思っていて。実際は真逆だったんですけど(笑)」

――意外と優しかったと。

「私は、どちらかというと演技をしっかりと習ってきたわけではなく、感情的な存在として(演者として)呼ばれることが多いな、と自分では思うんです。だから、オファーを受けたとき『なるほどな』と感じたんです。リアリティを求められているんだって」



――なるほど。

「私が『こんな私で良ければやらしてください!』って言ったら、監督はやさしく『うん、お願い。やってくれるとうれしいんだ』って。これまで出演した映画は“お話”だったんですが、この映画は、現実にある非日常性をそのまま撮りました、というリアルさがあったので、私はとてもやりやすく、すんなりと役に入ることができました」

――現場ではあまり監督が指示を出さなかったそうですね。それは現場に入る前に監督が各役者とディスカッションをして、その反応から指示の必要がないと判断したからのようですが、その際アンナさんは監督とどのようなお話を?

「私が『この役ってこうなんですかね?』って聞くと、監督は『何も考えなくていい』っておっしゃいました。私って考えると固くなって空回りしちゃうタイプなんですよ。それをわかってくださったんだと思います。現場で印象的だったのが、『これだとやり過ぎですかね?』ってたずねると、監督は『でも君はそういう動きをするんでしょ? 面白いよね、だからいいと思う』っておっしゃっていて」

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