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斎藤工の新たな魅力を引き出した西村喜廣監督作『虎影』BD&DVD発売記念インタビュー

Entame Plex / 2015年12月28日 15時20分

――そういえば、シッチェスでは園子温監督と一緒だったそうですね。

「子温は『ラブ&ピース』や『リアル鬼ごっこ』とか、出した作品がたくさんあったので。それでみんなでトークショーもしましたね」

――どういうお話をしたのですか?

「日本の忍者って本当は『虎影』みたいに無茶苦茶じゃないんだよ、とか。あと、観客から『ちゃんと虎影2作れよ!』とか言われたりもしました」

――ご自身のブログでは、現地で『朝まで飲みあかした』と書いていましたね。どんなことを話したのですか?

「(ホテルの)子温の部屋で、子温の奥さんや工も一緒でしたが『お前(斎藤)の貯金はいくらなんだ!?』とか(笑)」



――それは、露骨な(笑)。

「工が『それは言えません!』と答えて、僕と子温が『何で言えないんだ!』と追い討ちをかける(笑)。そうしたら今度は『子温の監督のギャラはいくらなんだ』と飛び火したりして。あとは、僕と子温は自主映画からの付き合いが30年くらいになるので『映画で食えるようになってよかったね話』ですかね。いろいろ話をしましたね」

――映画といえば斎藤さんも相当くわしいですよね。

「めちゃくちゃくわしいですね。あの人、若いころレンタルビデオ屋でアルバイトをしているときに、好き嫌い関係なく端から順番に作品を観ていったそうですよ。だからすごく知識がある」

――なるほど。さて『虎影』ですが、1月6日にBlu-ray&DVDが発売されますね。

「『虎影』は僕の持ち込み企画だったんですよ。忍者ものは子どもから大人まで楽しめるし、海外のウケも良いでしょうって」

――最近の映画ではあまり見かけないパターンの映画だと思います。

「みんなで楽しんで観る映画も必要ですよね。最近は暗くなっちゃうヒーローものも多いから。落ち込んでいるスーパーマンとか見たくないじゃないですか。それはお金をかけてしっとりとした画で撮ればいいんじゃないかと。予算の都合上、日本ではそうもいかないので」



――なるほど(笑)。

「映画って基本的に見世物じゃないですか。映画館から出てきて『面白かったね』と言い合えるのが本質だと思うんですけどね。単純にそれだけを狙うものが最近は少なくなった気もします」

――最近は時代考証もうるさいですしね。

「この時代はこうじゃない! とかね。でも僕はそういう映画は撮りたくないんです」

――「みんなが観れる映画」のために監督お得意の残酷描写はかなり控えたとか。

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