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柴田恭兵が「あぶない刑事」ファイナルに本音「本当は70歳を過ぎてやりたかった」

Entame Plex / 2016年1月13日 3時40分

 柴田恭兵が「あぶない刑事」ファイナルに本音「本当は70歳を過ぎてやりたかった」

柴田恭兵が「あぶない刑事」ファイナルに本音「本当は70歳を過ぎてやりたかった」

1月12日、都内にて、映画『さらば あぶない刑事』のレッドカーペットイベントが行われた。



イベントには、歴代キャストから舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、ベンガル、伊藤洋三郎、長谷部香苗など、おなじみの「横浜港警察署」の面々に加え、菜々緒、夕輝壽太、吉沢亮、入江甚儀、そして村川透監督が登壇した。

キャストらは、敷きつめられた50メートルのレッドカーペットにリムジンで登場。特に舘や柴田、浅野、仲村が姿を見せたとき、会場に駆けつけた約1,000人のファンからはひときわ大きな歓声が飛んだ。

「あぶない刑事」は1986年にテレビシリーズをスタートし、コミカルとシリアスが絶妙に混じった内容で一躍人気に。その後はテレビシリーズの継続や映画化などの長いスパンでのメディア展開を見せていたが、ついに今作でラストを迎える。開始から30年、登場キャラクターも年齢を重ね、物語では名物コンビ・タカとユージもいよいよ定年退職を5日前に控えている。



イベントが終了すると、館内に場所を移し、映画の完成披露舞台あいさつが開催された。舘は今作について「『あぶない刑事』の原点回帰を図りたかった。その通りの作品になった気がした」と語った。しかし、浅野の役どころについては「どわっと入ってきて、どわっと去っていく。それは予想外だった」とのことだ。どうやら、映画シリーズで恒例となっている浅野のコスプレについて言及したようで、浅野は「監督に『お願いだからちゃんとしたの1着だけ着て?』って泣いて頼まれた」と明かした。

柴田は、シリーズラストについて「本当は70歳を過ぎてやりたいとずっと思っていたんです」と本音をもらし「多少言い訳ができたりとか、舘さんがセリフを覚えられなくてもしょうがないかな、とか。でもこの歳で、舘さんもセリフをちゃんと言えたし、僕も走れたので」と笑いを誘った。



浅野は、監督や舘が「原点に戻る」と奮起するも「『あぶない刑事』の原点ってなんだ!?」と考えたといい「私はユルいところだと思うし、まあ、(劇中で)やってることはつじつまが合わないし、リアルじゃないし。でも、『まあ、あぶない刑事だからね』と力強く認めさせちゃうところが原点じゃないかなって」と持論を述べた。



「原点回帰」問題は仲村にも影響を与えたようで、「僕も帰るべき原点はどこだったか、すっかり見失った状態でいたんですけど」と、会場から爆笑を取りつつも、劇中で自らが捜査課長職を演じることから「中条さんがここにいました、っていう課長の席に残っている匂いや温かみこそが原点だったのではないかなって」と想いを口にした。仲村が話すのは、かつてシリーズで捜査課長役だった役者の中条静夫さんのことで、1994年にガンによる肝不全のため逝去しており、「あぶない刑事」も途中で降板している。

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