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木村佳乃“思い通りの人生なんてつまらない”映画『星ガ丘ワンダーランド』インタビュー

Entame Plex / 2016年3月11日 13時0分



――今作では、真っ白な雪景色の中、木村さんの赤いコート姿がすごく映えて綺麗でした。

「あの赤いコートを決めるだけで衣裳合わせが終わっちゃうんじゃないかっていうくらい、柳沢監督がこだわっていました。たくさんの中から2着まで絞ったんですが、自分で洋服を買うときに悩んでもこんなに着ないぞっていうくらい何回も着比べて(笑)。温人が子どもの時に雪の中で見たあの時のあの色……、色の記憶ってあると思うので、赤いコートにこだわる必要があったんだと思います」

――中村倫也さんとはNHK連続テレビ小説『風のハルカ』(2005年)で初共演して以来ですね。

「役に真摯に取り組むとても研究熱心な役者さんで、出会った当時からすごく仲良しなんです。彼は演技がうまいですし、この作品の主演が倫也くんだと聞いて、ぴったりだと思いました」

――初共演のときの印象と変わった部分はありました?

「大人っぽくなりました……ってそりゃそうですよね(笑)。倫也くんは、静かそうな顔をしてるけど、ものすごく向上心があって負けず嫌いだし、内面はメラメラと燃えているタイプなんです。絶対、期待以上のことをやってくれるだろうなって思っていましたし、とても素敵でした。ふと考えてみたら私、(この作品では)倫也くんと(佐々木)希ちゃん、菅田(将暉)くん、新井(浩文)さんと4人のお母さんなんですよ。そう考えるとすごいなって(笑)」



――それも驚きですが、今回は主題歌『雪明り 星明り』も担当していますね。

「お恥ずかしい(苦笑)。最初に主題歌の話を聞いた時は“倫也くんが歌わないの!?” って思いました。彼はストレートプレイもミュージカルも出来る歌のうまい俳優さんなので、彼が歌った方がいいんじゃないかなって(笑)。でも、柳沢監督の中に子守唄として女性に歌って欲しいというイメージがあったみたいで、今回引き受けさせていただきました。実際、レコーディングの時も柳沢監督がいらしてくださって“歌い上げるのではなく、両手で赤ちゃんを抱きかかえて子守唄を歌っているような気持ちで”とアドバイスをいただいて。エンドロールで流れる曲なので、最後まで作品の余韻に浸ってもらえるように、気持ちを込めて歌いました」

――今回の主題歌もそうですが、昨年のバラエティ番組でのMCなど新たなことへのチャレンジは刺激的ですか?

「そうですね。今年で20年、ここで守りに入るのか、新しいことをするかで、今後の20年が随分と変わってくると思うんですよね。ですので、継続しながら新しいことにもどんどん挑戦していくというのが自分のスタイルには合っていると思います」

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