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演歌からニコ動まで。小林幸子が幅広い世代から愛される秘密は「柔軟な発想」から来ていた

Entame Plex / 2016年4月29日 12時0分

――実体験で感じたことは?

「演歌のコンサートで、これまでとは明らかに違う客層の方々に来ていただけるようになりました。それに、盛り上がる箇所がまた別なんです。私が演歌を歌っているときにはじーっと聴いてくださるんですが、最後に『千本桜』を歌い始めたら、一緒に歌ってくれる」

――小林さんは、演歌とネットユーザーの架け橋のような存在ですね。

「いえいえ! そんな気はまったく持っていません。文化が違うものですから。お互いを握手させようなんて思ってもいないですし、それぞれ別の素晴らしい文化だと考えています」

――それにしても、小林さんは新たな分野に対するチャレンジ精神が非常に強い方だと思います。その心意気はどこから生まれているのでしょうか?

「持って生まれた性格かもしれないですね(笑)。あとは、もちろん自分がどう感じるのかも大事ですけど、提案してくれた方が『これは本当に面白い』と熱量を持っているかも重要なんです。『よし! それなら乗っちゃおう!』って(笑)。すごく軽いんですけど、すごく大事なことじゃないでしょうか」



――なるほど。

「新しいことにチャレンジすることは自由じゃないですか。ダメだったら止めればいいんだから。私、性格的にためらいや躊躇がないんです」

――昨年末の「紅白歌合戦」では、ニコニコ動画とのコラボで世間を驚かせましたが、今年の紅白は……。

「気が早いですね。まだ夏にもなっていないのに(笑)。こればっかりは分かりませんし……。ここ数年で色々と考えましたが、厳しい目標を掲げるよりは今を楽しむことが大事なのではないかと」

――世間では、今を楽しんで新たな道を切り開くことにためらいを覚える人も多いようです。

「立場が違うので一概には言えませんが、もし嫌いな仕事をしているなら、ガマンしてお金を貯めて好きなことをすることです。好きなことをするためにはお金が必要ですからね」

――サブカルチャーなどの新しい道に進んで発見はありましたか?

「一般的にオタクや引きこもりと分類される子どもたちって、とてもピュアなんですよね。しゃべり方があまり上手じゃなかったり無表情だったりするけど、話をしていくうちに、ニッコリと笑ったりしてくれる。そのことが分かってきました。ニコニコ動画も、元々はそんな子たちが自分を表現する場だったと思うんです。私ね、『ぼくとわたしとニコニコ動画』という曲を聴いたとき、泣いたんですよ。そうか、今の子たちってこんな状況なんだって」

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