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GENKINGが語るジェンダーレスな未来「カテゴリー分けなんてもう古い」

Entame Plex / 2016年5月15日 11時0分

「ジェンダーレスの子からの悩みも多々きます。カミングアウトしたいんですがどうしたらいいですか? って。返信では、無責任なことは言えないので、あくまで自分のケースを伝えるまでにとどめています」

――具体的な例をあげることはできますか?

「親にカミングアウトした子が反発を受けて、最後には家を出ることになったとか。頑固な家ってそういうのを受け入れられない場合も多いんですよ。でも、親のために自分の人生を犠牲にするのって難しいと思うんです。最終的には自分がどの道を進みたいかですよね」

――その人はどうなったのでしょうか?

「最終的には和解したみたいです。よかったです」

――同じようにカミングアウトできず苦しんでいる人はどれだけいるのでしょうか?

「多いですよ。ずっとカミングアウトせずにストレスをため続けている人もいる。そのまま隠し通し続ける人は、ゲイのなかでも50%くらいはいるんじゃないかな。言うことで社会的な地位を失う可能性もありますしね。僕の元カレも会社では隠し通していました」

――日本って割とその辺に理解があるものだと思っていましたが……。

「うーん、田舎ほどまだまだ偏見はありますね。『そういう時代だから』って寛容に振舞っても実際に自分の息子が、と考えたら受け入れられない人は多いですよ」



――GENKINGさんは自身を「オネエではない」と言っていますが、違いは何ですか?

「オネエの方々はレディスの服しか着ないけど、先ほども言ったように僕はメンズの服も着るし、実際、昨年の水着も男性ものでした。僕からすると、『オネエ』に縛り付けることがナンセンスで、やっぱり日本特有の上下関係が作用している気がします」

――身分制度が染み付いているからこそ、オネエというカテゴリーが生まれたと。

「海外だと、カミングアウトが多いのは結局、ゲイだろうとレズビアンだろうとイケてる人はイケてるからですよ。僕がイヤなのは、人間ができていないのに立場を使って偉そうにしてくる人です。『最近の若い者は』って言う人ほどその傾向がありますもん」

――いますね、そういう人(笑)。

「人間性っていうのは年齢や性別、もちろんノーマルも同性愛者も関係ないものじゃないかって思います。いつから大人にチェンジしたのかって、日常の積み重ねだからわかるわけないし、基本的な部分はいつまでたっても変わらないでしょう」



――面白いです。また、GENKINGさんは芸能活動だけでなく新たな分野に足を踏み出していますね。最近ではファスティング・カウンセラーの資格を取得したとか。

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