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SKY-HIがブチ壊すHIPHOPの壁「特定のジャンルやブームには興味ない」

Entame Plex / 2016年8月10日 13時30分



――北海道や青森、香川や熊本まで、これまで以上に様々な地域に行かれるのですね。

「さっき、部屋でひとりで曲を作っているだけで幸せ、って言いましたが、このツアーでは、その温度そのままを持っていきたいんです。ギター、ピアノ…いくつかの楽器を持って全国で“僕の部屋”を作って、音楽を届けにいくような感覚です」

――ちゃんと足場を固めてお城を作っていくと。

「そうですね。一足飛びで先に進むと、たぶん自分が自分のことを応援できなくなっちゃう。欲をいえば、毎年ホールツアー、ライブハウスツアーを1回ずつできたらいいんですけどね」

――これまでの日高さんのパフォーマンスや楽曲からは、つねに客目線を忘れない意識を感じます。

「ヒップホップってとかく独りよがりなイメージを持たれがちだけど、たとえばアメリカのラッパーで成功している人は、あくまでリップサービスとして演じているだけだと思います。逆にそれを真に受けて、表面だけをマネて本気で独りよがりに走る人はもれなく下降線を下っていく(笑)」

――(笑)。

「そう考えるとマイケル・ジャクソンって人はすごいですよね。一見、自己陶酔型に見えますけど、過剰なまでのパフォーマンスを何度も繰り返す力を持っている。冷静じゃない人が、毎回同じところで同じシャウトはできないですよ。自己陶酔タイプだと、同じことに飽きちゃいますからね」

――マイケル・ジャクソンのパフォームは計算の上で成り立っていると。

「と思います。それはとても尊敬するし、わざわざチケットを買ってくれるお客さんへの礼儀だとも思います。だからこそ、僕の場合も来てくれる人にできるだけ満足してほしいんです」



――カップリングには、ラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)の新エンディングテーマ『Welcome To The Dungeon』を収録していますね。

「僕も20代前半は多くのフリースタイルバトルに参加してきました。だから今のシーンの盛り上がりは単純にうれしいです。でも、今はその時間を曲作りに専念したい。ヒップホップが流行ろうと廃れようと、自分のやることは変わらないんです。ジャンルに対して帰属意識もありませんし。そういうのはZeebraさんのようにひとつのことを成し遂げた人が引っ張っていくべきで、僕はただいい音楽を作って、いいライブをするだけです」

――確かに日高さんのファンはジャンルがバラバラですね。

「ヒップホップが好きな人もいれば、AAAから僕を気に入ってくれる人もいる。意図的にいろいろな入口を作ろうと思ってやってきましたし。これからも特定のジャンルや現象・ブームには興味もないし、お客さんひとりひとりを見て、新しいエンターテインメントを作っていきたいです」

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