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May J.「自分には歌しかない」デビュー10周年を迎えた彼女が語る歌へのストイックな想い

Entame Plex / 2016年9月5日 13時13分

――日本語バージョンと英語バージョンがありますが、収録で苦労した点は?

「J-MELOという番組は日本で制作しているんですが海外で放送されていて、そのため今回は最初に英語で録ったんです。別の日に日本語バージョンを録ったんですけど、英語の方がぶっちゃけ歌いやすかったですね(笑)。ワンフレーズにワードがたくさん入っている英語の方がたくさん言葉が歌えるんですよ。日本語だとすごくシンプルになるので、言葉数も少なくなって……間を埋めるのが大変でした」

――日本語と英語とでは歌詞への感情の込め方は変わりましたか?

「日本語バージョンは歌詞がストレートというか、恥ずかしい部分があるんです。英語バージョンはそこまで恥ずかしさがなくてナチュラルに歌えたと思います」

――日本語の歌詞は主語がほとんど登場しなくて、そのぶんリスナーひとりひとりが自分のこととして解釈できる余地があるのかなと思いました。

「そうなんですよ。わたしも誰かひとりの人に向けて、すごく近い距離で聴いていただけるように、ひとりひとりのことを思いながら歌いました」

――歌詞には“夢に破れて”と挫折も描かれていますね。ここはどんな気持ちで歌いましたか?

「この歌詞の順番ってすごいと思うんです。最初は夢に憧れて夢を語って、とはいえそんな簡単に夢は叶わないからやっぱりすぐ挫折する。でも、挫折したからこそ気付くこともあって、それは自分に足りないところを見つけたり、次の目標を見つけたりするきっかけになると思うんですよ。だから挫折って必要だと思うし、すごく大切なことだと思うんです」

――3歳のころから歌手を夢見て、高校生でデビュー……May J.さんは夢を叶えてきたと思うんですが、挫折もしてきた?

「もちろん歌手になることがすごく大きな夢だったんですけど……歌手になってからがすごく大変で。どうしたら自分の歌声をたくさんの人に聴いてもらえるのか。それはものすごく大変なことでした。最初のころは誰も自分の名前も知らないし、ライブも盛り上がらないし、自分も盛り上げ方を知らない。そういったゼロからのスタートでしたし、最初のころは本当に大変で。その後に『Garden』という曲を歌わせてもらって少しブレイクはしたんですけど、曲が注目されてもMay J.という私自身をちゃんと伝えられなかったっていう挫折もあったし、なかなかCDが売れない時代もありました。挫折って常にありますよね(笑)」

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