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早乙女太一インタビュー! 『連続ドラマW ふたがしら2』で自らの境遇と重ね演じた宗次役への想い

Entame Plex / 2016年9月15日 16時50分

――菜々緒(おこん役)さんも前作からのキャストでしたが、続編での印象はどうでした?

「花魁姿がすごく綺麗でしたね。何でもやってくれる覚悟というか、腹にさらしを一本巻いているかのような何事も恥ずかしがらない潔さやかっこよさを感じます」

――『ふたがしら』は、時代劇好きはもちろん、時代劇と聞いて敬遠する人にも新鮮に映るスタイリッシュな作品に感じました。そういう意味でも時代劇の裾野を広げる作品になったのでは?

「入江監督からは『ちゃんとした時代劇にしたい』という話を始めに聞いていたので、昔ながらの時代劇の魅力を感じられるものをやるのかなと思っていたんです。でも、いざ蓋を開けてみたら時代劇の魅力を今風にアレンジしていて、音楽もカッコイイし、お洒落な部分もたくさんあって。“時代劇”や“ちょんまげ”って聞いた時点で、若い人たちは敬遠しちゃうかもしれないけど、まだ知らない人間のかっこよさとか、その時代ならではの女性の色っぽさとか、この作品だからこそ感じられる部分がたくさんあるので、ぜひ観ていただきたいです」

――劇伴は、爆音ジャズで知られるSOIL&“PIMP”SESSIONSが担当していて、とても斬新な印象を受けました。

「演じているときは実際に音楽が流れていないので分からないですけど、完成した作品を観て“うわっ、こんな風になってるんだ!?”って衝撃を受けました。イメージしていたものと、いい意味でかけ離れていて、ものすごくカッコイイなと思いました」



――作品を通して艶っぽさも一段と増したような。

「前作での経験が役者陣もスタッフ陣もあったので、自分でこう言うのもなんですが、(シーズン2は)“絶対に良くなっているな”といった手応えをみんな感じながらやっていたと思います。僕は演じるときに“あっ! 絶対にここであの音楽が来るな”って心の中でニヤニヤしていました(笑)」

――中島かずきさんの脚本にもハラハラさせられました。

「かずきさんの脚本に出て来る人物は、みんな真っ直ぐでものすごくエネルギッシュ、そこが一番の魅力だと思います。粋な決め台詞も多くて、普段言えないような恥ずかしい台詞も自然と真っ直ぐ言えるし。そういうカッコイイ台詞を言ったあとに、SOILさんのカッコイイ音楽が流れてきて、ストレートに来る感じが鳥肌ものですよね!」

――宗次のキャラクター像は、前作以上に早乙女さんに近くなったような……。

「かずきさんには、舞台で何度もお世話になっていますし、僕が17歳の頃からずっと見てくれているので、自分と通ずるところがたくさんあるのかもしれません。前作のときは、ずっとやってきた劇団朱雀を解散してひとりの役者としてやっていこうとしていたときだったので、宗次が元々居た赤目を抜けて、自分の一味を作るために修行の旅をして……っていう芝居とすごくリンクしていて。作品では自分の一味を作ったりと、僕は追い越されちゃいましたけど(苦笑)。でも、そういう自分と重なる部分では自然と気持ちが入るし、演じながらいろんな想いがありました」

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