マイファスら6組が一夜限りの激アツイベントで競演
Entame Plex / 2017年1月25日 16時30分
2番手のROOKiEZ is PUNK'Dは、ゲームのためのオリジナル曲“Let it die –FIGHT & BLEED-”で鮮烈なスタート。エモーショナルなコーラスワークでフロアを掌握しつつ、一気に人気曲“IN MY WORLD”へとなだれ込んでいく。ヴォーカルのSHiNNOSUKEは、かつてZepp Tokyo近辺の商業施設で働いていた下積み時代のエピソードを交えながら「今日お台場に向かいながら当時のことを思い出してて。今こうしてZeppでのイベントに出られて本当に嬉しいです。ありがとう」と、感慨深げに語った。RYOTA(Ba/Cho)が繰り出すソリッドなベースリフと流暢なSHiNNOSUKEのラップが先導する“ブチアゲミクスチャア”から、縦ノリでジャンプせずにはいられない“Hands Up”、そして人気アニメ『弱虫ペダル』のオープニングも飾った上昇気流に乗るようなポジティヴさに満ちた“リクライム”へと、アップリフティングな興奮が場内に渦巻いた。
3組目に登場したのは男女ツイン・ヴォーカルのエモロックバンド:winnie。オープニング・ナンバー“who’s dreaming deep”から、メロディアスな高速ロックサウンドで飛ばしていく。メタルをベースにしつつ、ギターロック寄りのポップさや儚さも内包する曲展開には、カラダを揺さぶるだけではなく思わず聴き入ってしまう表情豊かな味わいもある。クールな佇まいの女性ヴォーカルioriの甘いシャウトが冴える“lightning strikes”、ジャキジャキしたギターリフの小気味よさと楽曲の疾走感に身を任せたくなる“this storyends”と続け、バンドのアートワークでアイコニックに使用されている黒白の水玉模様のような、モノクロ・ポップな音楽世界を展開。ハンドクラップが湧き起った“first class speed of light”で爽快にフィニッシュした。
イベントの後半戦は、福岡を拠点に活動する5ピース・バンド:彼女 IN THE DISPLAYの“Crazy Diamond”で幕開け。注目すべきはバンド自身が「メタルでもラウドでもハードコアでもスクリーモでもエモでも無い、J-ROCKの新機軸」と自らを例えている点。その表現は大げさでなく実際に、どの楽曲でも様々な轟音ミュージックのエッセンスを、単なる継ぎはぎではなく、アニメや映画といったカルチャーも愛好する同バンド独自のポップ観を反映しつつ見事に融合させている。ライヴにおいては、リズム隊によるヘヴィな重低音サウンドの上で、逸見豪一(Key)が奏でるキーボードのキャッチーかつ流麗なメロディが跳ね、RYOSUKE(Vo)がステージ上を右往左往しながら、力強い歌声でさらなるパワーを楽曲に吹き込み、フロアを揺らす。“Black Hawk Down act.3”、“LET IT DIE –Hail 2 U-”、“Unlimited”、“Paradise Lost”と全5曲を繰り出した。
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