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64歳生活保護ロッカーに密着!太田信吾監督インタビュー

Entame Plex / 2017年10月8日 16時0分

――ドキュメンタリーを撮る上で、こだわっていることは?

「人が言えないこと、目を背けて直視しようとしないことを映像を通して伝えていきたい。固定観念を疑うことがドキュメンタリーの使命というか……。映画を観て、ただの娯楽として消費するだけではなくて、“あっ、こういう生き方もあるんだ!”と新しい気付きや価値観を提示できるものでないと作る意味がないんじゃないかと。ドキュメンタリーを撮っていて、自分の想像を超えるものに導かれていく瞬間はいつも心が動かされます」



――大作とインディペンデントと、映画の2極化を感じているそうですが。

「自主制作とかオンリーワンの映画が今求められているんじゃないかというのは感じています。映画の多くが、テレビドラマなどでいつも観る役者さんが出ていたり、多様性がどんどんなくなっていて、“わざわざ映画館で観なくてもいいじゃん”という人も多いのではないでしょうか。ここでしか観られないという特別な付加価値を作品のスパイスとして入れていくことを、作り手の立場としてはいつも意識しています」

――太田監督の思うこの作品の見どころをお願いします。

「還暦を過ぎて、普通であれば定年を迎えて余生をゆっくりと……という年齢ですけど、64歳になっていまだに夢を追いかけている男の姿を目に焼き付けてほしい。若い人は、どうやって歳を取っていくべきか考えられると思うし、義隆さんと同世代の人は、老いというものだけでなく彼のロックンローラーとしての姿から勇気をもらえるんじゃないかと。あとは、純粋に彼の曲や音楽を楽しめると思いますし、喧嘩も多い兄弟ですけど、3兄弟と90歳を超えたお母さんとの繋がりや家族の絆のような部分も、実在する家族物語として何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです」

太田信吾監督によるドキュメンタリー作品「大津 city 今恋心」は、星降る町の映画祭with CINEMA CARAVAN特設サイト内にて、10月31日(火)までの期間限定で本編動画が公開中!

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