ガンリュウ、“ある意味”スーツで閉塞感に立ち向かう【16SSメンズ】
FASHION HEADLINE / 2015年7月30日 8時45分
「一歩踏み出そうとする人、しない人、その両方の事を考えたデザイン」と今季のコレクションについて話す、コムデギャルソン社のメンズブランド、ガンリュウ(GANRYU)のデザイナー・丸龍文人氏。『前を向くためのカジュアルウェア』をブランドコンセプトに掲げるガンリュウが、7月28日、ランウェイショーで披露した16SSコレクション。前シーズンに引き続き、会場は青山のIDOLだ。
派手な色・柄など使わず、極めてベーシックなカラーでショーは始まった。ファーストルックはウインドブレーカーに使われそうな光沢のあるナイロンタフタのブラックのセットアップ。暫く無地のルックが続き、次第にインナーにストライプやドットが加わり、終盤に入ると一変、レッド、グリーン、ブルー、イエローといった原色が挿し込まれルックが賑やかになった。
ウィメンズも9体のルックを、メンズと共にランウェイ形式で披露した。ウィメンズは「エクストラカジュアル」がテーマ。カジュアルを越えたカジュアル…ということで、元来フォーマルなノーカラージャケットをデニム地で仕上げている。
ショーが終わり、メンズのテーマを尋ねると「オルタナティブスーツ」というキーワードが返ってきた。「オルタナティブ」という言葉を挙げたその意図とは? ランウェイショーで披露し終えたばかりの、デザイナー・丸龍文人氏に、自身のコレクションを通して表現した想いについて聞いた。(以下全文、丸龍氏のインタビュー)
単純に自分が着たい服を表現した結果。ブランドコンセプトに『前を向くためのカジュアルウェア』を掲げているが、その時代々々にあった表現方法がイコール自分の着たいスタイルになります。
コレクション全体を要約するのは難しいですが、“完全なスーツスタイル”を自分が着てみたかったというのが第一です。今の世の中の閉塞的な雰囲気というものに、自分自信もそうだし、いい加減、世の人々も嫌気がさしていると僕は思っています。
そうはいっても、単純に面白いものを作って「どうぞ着て下さい」と出しても、それを素直に着てくれる世の中でもない。そんな簡単な時代じゃないと思っています。
世のデザインを見て、面白いけど服としてどうかな?と思う事があります。ガンリュウではそういったことをやるつもりはありません。一方、「この面白くない世の中をなんとかしなくてはいけない」とデザイナーとして思うし…。皆さんそう考えていると思うのですが。
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