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ガンリュウ、“ある意味”スーツで閉塞感に立ち向かう【16SSメンズ】

FASHION HEADLINE / 2015年7月30日 8時45分

閉塞的なものの象徴がひと言でいうとノームコアだと思います。面白いものは必要だけど、いきなりがらりと変わるものは受け入れられるはずがない。何事もグラデーションのように変容していくのではないでしょうか。ノームコアと面白さのグラデーションの部分をガンリュウが担うにはどうすればいいだろう…というアプローチから着想。そこから生まれたのが、「オルタナティブスーツ」です。

踏み出さない訳にはいかないし、かといってアマチュアではないのでビジネスを度外視にはできない。そう考えた時に、コンサバティブな要素を用いることで、多少遊んでも、ワードローブに取り入れやすいのではという狙いがある。そういった意味で今回“スーツ”が必要でした。

「オルタナティブスーツ」を直訳すると“型にはまらないスーツ”とか、“ある意味スーツ”とかそういった意味合い。例えば、複数のモデルがジャケットを交換するといったショーの演出も、型にはまらない服の楽しさを視覚的に伝えたかったから。僕の場合、セットアップのことをスーツと捉えています。元々、対となるボトムがなく、既成概念ならセットアップにならないトップスに対してボトムを共生地で作ったり、更にシャツをアンサンブルにしたり、もしくはスリーピースにしたり。欠けているものをデザインしたという意識です。

たまたまショーではフィナーレに持っていきましたが、今回のコレクションのデザインは、実は『原色』から始まったんです。まずはカラフルなジャケットを自分が着たいというところが起点だったので。ではどうすればカラーのセットアップを説明のつくデザインとして表現できるのか…。デザインの全てを言葉で語るつもりはありませんが、そのように発想していきました。

試行錯誤の末、僕が導き出した“オルタナティブスーツ”をコレクションから感じて頂きたいと思います。

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