グラムロックとの出会いが原点。進化する野宮真貴の“美と知性”【INTERVIEW】3/3
FASHION HEADLINE / 2015年8月2日 16時30分
例えば、香水やブローチ。女として生まれたなら、きっとだれもが何か一つは心ときめく、あるいは生きていることを実感するモノがあるはずだ。野宮真貴さんは「ハイヒールを履き続けたい」と言った。美しい弧を描きながら、女性に足もとから優美さを付与するハイヒールに、歌い続けたいと願うノーブルな野宮さんの姿を重ねる。
■Hint 3 美:ずっとハイヒールを履き続けたいという思い
――LOOKER(ルックス至上主義)を提唱する、野宮さんにとっての美の基準は。
野宮さん:ロックとか洋楽を知った時、最初に心奪われたのが、グラムロック(glam rock)だったんです。ロック音楽のジャンルのひとつで、デビッド・ボウイ(David Bowie)やT・レックス(T. Rex)に夢中でした。中でも好きだったのは、ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)。男性がお化粧を施し、タイトでキラキラ光るグリッター・ファッションにオレンジなどに染めた髪という姿でステージに立つ! スーパースターとはこういう人たちを言うのだと思いました。その思いはいまでも変わりませんし、私にとっては不変の美の象徴です。グラムロックとの出会いは、それほど衝撃的なものでした。
グラムロックのファッションはバッドテイストと紙一重であるような、ファッションという側面から見ると微妙な立ち位置かも知れません。でも、私にとってはファンタジーの世界へ連れて行ってくれる夢のような世界観なんです。
当時、多くのミュージシャンには専属スタイリストなど存在せず、自分の好きな格好をしていたミュージシャン自身が流行を生み出していました。そのストリートから生まれたファッションからインスピレーションを得てデザイナーが後から追いついていくといった時代だったと思います。そんな“グラムロック”のファッションも私の美の基準のひとつです。だからこそ、彼らの“美”に触れた時よりも年齢を重ねた今こそ、上等なものにどこかキッチュなものをスタイルに求め、加えたいと考えてしまいます。
――一方、ビューティーではどうですか。
野宮さん:例えば、カジュアルなTシャツにジーンズのファッション、それにノーメイクでステージで歌うということは私には難しいです。ステージは日常とは違いますし、ビューティーについてもスポットライトを浴びた時に最も輝いて見えることが大切です。ステージに上がるには“装う”ことが必要。歌手、野宮真貴になるために必要不可欠なことですから。
この記事に関連するニュース
-
バカンス大国・フランスに学ぶ、熱波の夏を思い切り楽しむ3つのヒント
PHPオンライン衆知 / 2024年8月7日 11時50分
-
南野陽子、KEITAMARUYAMAの「おしゃれ盆踊り」で浴衣姿で「吐息でネット」披露
日刊スポーツ / 2024年8月5日 22時48分
-
モー娘。小田さくら、“過剰に愛してくれる”メンバー告白「私の目の前で5周写真集を見ている」【SAKURA FLOW】
モデルプレス / 2024年7月19日 20時35分
-
ジェイ・Zやファレルも惚れ込むR&Bの後継者、Maetaが語る音楽ルーツと初来日への想い
Rolling Stone Japan / 2024年7月17日 17時30分
-
KEITAMARUYAMA30周年を記念して 丸山百景「おしゃれ盆踊り2024大祭 feat. 妖怪盆踊り」 開催
PR TIMES / 2024年7月8日 16時45分
ランキング
-
1【解説】株価「反発」…過去最大の上げ幅記録 乱高下…生活や賃上げムードに影響は?
日テレNEWS NNN / 2024年8月6日 19時36分
-
2ホンダ、コンパクトカー「フィット」リニューアル 「本当にデザインが良いよなぁ」SNS期待の声
J-CASTニュース / 2024年8月5日 7時10分
-
3「資さんうどん」東京・神田で3日間の衝撃 北九州発、チェーン店の勢いが止まらない
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月6日 6時0分
-
4だから2年で200店舗の「スピード出店」ができた…うなぎ専門店「鰻の成瀬」に"飲食店の素人"が押し寄せる理由
プレジデントオンライン / 2024年8月6日 17時15分
-
5経営者目線 日銀利上げでも「長期円安トレンド」は変わらず ワタミ酷暑で「夏宴会」好調
zakzak by夕刊フジ / 2024年8月7日 6時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください