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ファッションとリテールに新風を吹き込むスタートアップを探せ!Decoded Fashionレポート--2/2

FASHION HEADLINE / 2015年8月26日 17時30分

スタートアップコンペティション「ISETAN CHALLENGE」の表彰式

ファッションとテクノロジーが出合う場として2012年に設立されたDecoded Fashion。同サミットでは、スタートアップ・コンペティションと称して、ファッションとリテール界に新風を吹き込む、世界のスタートアップ企業を発掘する場を設けている。先月開催されたアジア初のDecoded Fashion Tokyoでは、三越伊勢丹がパートナーを務め、スタートアップ・コンペティション「ISETAN CHALLENGE」が開催された。

■一次審査に残ったユニークなスタートアップ企業5社

コンペティションでは、審査員と観客を前にピッチと質疑応答が行われ、ファイナリストが決まるというストーリーだ。

コンペティションでは、三越伊勢丹が抱える次の3つの課題に対して、それに対してのソリューションを提案するというもの。参加者への課題は以下の3つ。

・未来のカスタマーに向けたインストア・エクスペリエンスの構築と、エンゲージメントを高めるアイデアとは?

・カスタマーに、より豊かなインストア・エクスペリエンスを提供するためのデータ活用法とは?

・革新的で先駆的なテクノロジーを用いた、インストアでのカスタマイゼーション、あるいは商品開発のアイデアとは?

この課題に対してのソリューションを提案する国内外約40の応募から選ばれた海外3組、国内2組のファイナリスト。会場では、審査員と観客を前にピッチと質疑応答が行われ、ファイナリストが決まるというストーリーだ。

審査員は、三越伊勢丹ホールディングス代表取締役大西洋氏、同社秘書室付特命担当北川竜也氏、コンデナストジャパン社長の北田淳、『GQ JAPAN』編集長鈴木正文氏、ハートキャッチ共同創設者兼CEO西村真里子氏の5人。

最初に登場したのは、「ブルーフォックスターゲット(BLUEFOX TARGET)」。彼らは、携帯電話から発するWiFiの電波を検知して、店舗に訪れた顧客に情報発信するサービスを提供している。そのデータをリアルタイム分析することが可能で、ブラウザの検索履歴などのデータをリアルタイム解析しながら、それぞれの顧客に応じたクーポンを発行したり、デジタルサイネージで適切な広告を表示したりすることができるという。同社によれば、アメリカのレストランでは、顧客に応じてメニュー表示を変えるといった試みを行い、好評だったとのこと。また、この機能を使いショップの販売スタッフがどの程度、接客したかなどのデータを取得したり、ショーウインドウに立ち止まる人のデータなどからそのウィンドウの効果測定を行うことも可能だという。

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