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UBSのアート・コレクションからフロイドやルーシェイ、荒木経惟ら12作家の名作群約80点が集結

FASHION HEADLINE / 2016年6月23日 18時0分

荒木経惟《切実》1972年

民間企業の現代美術コレクションとして世界で最大規模を誇るUBSのアート・コレクション展が、「12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクションより」と題して、7月2日から9月4日まで、東京・丸の内の東京ステーションギャラリーで開催される。

今年日本で設立50周年を迎えたグローバル金融グループUBSは、現代美術を中心に長らく芸術活動をサポートしてきた。その活動はとりわけ、世界最大のアートフェア「アート・バーゼル」に対する支援や、ソロモン・R・グッゲンハイム財団と共同で主宰する異文化間プロジェクト「グッゲンハイムUBS MAP グローバル・アート・イニシアチブ」で知られる。

また、常設の展示施設を持たず、56カ国余り837箇所を超える施設に収蔵されているUBSのアート・コレクションは、絵画、版画、写真、ヴィデオアート、彫刻を含む多様な分野をカバー。地域も欧米とアジアを中心に幅広く、3万点以上もの作品を所蔵している。

さらに、ロンドンのテート・モダンやニューヨークの近代美術館(MOMA)、六本木の森美術館など数多くの美術館で展覧会を開催してきたUBSは、今年の1月からロンドンを皮切りに、東京を含む世界10都市を巡回する写真家アニー・リーボヴィッツの個展を開催中だ。

本展では、1914年創建の歴史ある東京駅丸の内駅舎を展示室とする東京ステーションギャラリー独自の空間を12の部屋の集合に見立て、その1部屋ごとにUBSアート・コレクションから厳選した12作家を当てはめる。

会場では、精神分析学者ジークムント・フロイトの孫としても知られる20世紀イギリスを代表する画家ルシアン・フロイドの油彩と版画や、文字、広告、アーティスト・ブックなどを通じてコンセプチュアル・アートの領域を切り拓いてきたエド・ルーシェイの作品を軸に、絵画、写真など約80点が展示される。

出品作家には、フロイドやルーシェイに加え、荒木経惟、アンソニー・カロ、陳界仁(チェン・ジエレン)、サンドロ・キア、デイヴィッド・ホックニー、アイザック・ジュリアン、リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダー、小沢剛、ミンモ・パラディーノ、スーザン・ローゼンバーグが名を連ねる。日本でまとめて見る機会の少ない作家の紹介と共に、同館ならではの趣のある空間を鮮烈な作品で読み替える試みを楽しんではいかがだろうか?

なお、会期中には、ワークショップや煉瓦が特徴的な同館の建物解説などをするレンガ・タッチ&トークが開催される予定だ。詳細は、東京ステーションギャラリーの公式サイトで告知中。

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