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年間400件の展示に足を運んだアート・ライターが本気で選ぶ! いま見逃せない美術展&魅惑のアートカフェ3選

マイナビニュース / 2024年4月25日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

大注目の現代アートから、うっとりしてしまう西洋絵画や工芸作品、今しか観られない貴重な日本美術の品々など、今日も各地の美術館・博物館で、見逃せない展覧会が数多く開催されています。2023年は400件近くの展覧会に足を運んだ、アートとカルチャー、そして美味しいものが好きすぎるアート・ライターが、いま観てほしいおすすめの展覧会と、寄り道して楽しみたいカフェが魅力の美術館をご紹介します。都内のおでかけの参考にしてください!

○■No.001アーティゾン美術館+ミュージアムカフェ

まず最初にお薦めしたいのは、東京・京橋にあるアーティゾン美術館です。

オフィスビルと商業施設が混在する京橋は、 銀座や日本橋からも徒歩圏内で、落ち着いた雰囲気を持つエリア。実はアートギャラリーや老舗の古美術店が数多くある、知られざるアートな街でもあります。

アーティゾン美術館は、1952年に開館したブリヂストン美術館を前身とし、2020年1月、現在のスタイリッシュな建築が美しいミュージアムとしてリニューアルオープンしました。印象派と日本の近代洋画を中心に、古代から現代アート まで、なんと約3,000点もの充実したコレクションを持つ、歴史あるミュージアムです。
○日本の美術館では初開催! 彫刻家ブランクーシの展覧会

コンスタンティン・ブランクーシ(1876~1957)は、ルーマニア出身の彫刻家。20世紀における彫刻の新たな表現を開拓し、後世の様々な美術作家に影響を与えた存在です。ただ、それほど有名な彫刻家なのに、日本の美術館で展覧会が開催されるのは、なんと今回が初めて。

なぜなら、彼の作品は世界中の美術館に点在していて、一つの美術館に集めて展示することが非常に難しいからです。しかも、ブランクーシがアトリエを構えていたフランスではなく、日本で開催される、ということも本当にレア! 二度とないかもしれない貴重な機会です。

本展は、国内外から集めた彫刻約20点をメインに、絵画やドローイング、写真など、約90点もの作品を通して、ブランクーシの創作活動全体を紹介しています。

さらに、ブランクーシ本人が撮影した自身や作品の写真、アトリエでの制作風景を収めた自撮りの映像も上映。彼が日々どのように作品を作っていたかがよく伝わってきます。

ちなみにこの展覧会、作品の横にタイトルや解説の文章が表示されていません。彫刻ってどうやって鑑賞したらいいの?と、戸惑うかもしれませんが、難しく考えなくても大丈夫。
かたちや色、素材、見たそのままの印象など、いろんな視点で作品そのものを観察して楽しんでほしい、という美術館の想いが込められた演出です。きっと思いがけない発見や気づきがあるかもしれませんよ。

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