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ショーメがジュエリーに込めた愛のメッセージにヴァンドーム広場で触れる【Paris Report--5/5】

FASHION HEADLINE / 2016年7月17日 18時0分

ショーメ パリ本店

パリを訪れるなら、一度は足を踏み入れてみたい場所を巡るツアーレポート。旅の最終日は、パリの中心でもあるヴァンドーム広場でハイジュエラーメゾンを巡ります。今回は、愛と感性のジュエラーと言われるショーメ(CHAUMET)を訪問します。

■ショーメがジュエリーに込めた愛のメッセージ

ショーメは236年の歴史を持ち、歴代の王侯貴族達にジュエリーを提供してきました。現在、その稀少なコレクションを見ることができる期間限定の回顧展が、本店にて開催されています。ショーメがその歴史の中で手がけた愛情にまつわるジュエリーを集めた、「Une Education Sentimentale(心の小径)」展を訪れました。


ショーメ パリ本店

ヴァンドーム12番地に並ぶブティックに足を踏み入れると、壁も床も一面、ロマンティックなピンクに染まっています。そこに飾られているのは、男性から女性へ、親から娘へといった愛の証のギフトやハート、キューピッドの矢をモチーフにしたジュエリーの数々。壁にはティアラやネックレス、ブローチなど数々のアーカイブの写真でハート型が形作られ、見る者を惹きつけます。映画界や芸術家など、数々の著名人の写真からは、ショーメが多くの愛の瞬間に寄り添ってきたことを物語っていました。


回顧展の様子

更に奥へと進むと、そこには真っ赤な鍵穴が。心臓の鼓動音が響くミステリアスな空間を抜けると、情熱的な赤い部屋では、翼をモチーフにしたデッサンやアーカイブピースが迎えてくれました。フォーマルなティアラ、軽やかなエグレット、グラフィカルなヘッドバンドなど、2500点を超えるヘッドジュエリーを手がけてきたショーメのコレクションの中でも、最も大胆なテーマと言われている、強い情熱を表す「欲望の翼」。繊細かつ軽やかで、自由・権力・奔放な美しさを表現した翼モチーフは、身に着ける人を更なる高みへいざなってくれるかのような印象を受けます。

中でも圧巻なのが、「エグレット」と呼ばれるティアラのようなヘッドジュエリーのコレクション。ベルエポックのエレガントな女性達の頭上を飾った翼は、大小さまざま、色とりどりの宝石がちりばめられ、取り外してブローチとして身に着けることも出来る繊細なデザインになっています。その美しさと共に、ジュエラーの精緻な手業を感じさせるものでした。







内装が淡いピンクから深い赤へと変わると共に、親子の情愛から恋人達の愛、そして激しい情熱へと趣を変えるジュエリー。メゾンが送り出してきた様々な愛情の表現に触れ、ショーメが愛と感性のジュエラーと呼ばれる所以に触れた一行は、そのまま本店2階にあるル・グラン・サロンへ。

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