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ロンドンの美味しいスイーツ事情。ビスポークケーキの生みの親リリー・ジョーンズ【Our Favorite LONDON vol.4】

FASHION HEADLINE / 2016年10月5日 19時0分

ロンドンの美味しいスイーツ事情。ビスポークケーキの生みの親リリー・ジョーンズ【Our Favorite LONDON vol.4】

イギリスは料理がマズい!という長年の定説を覆すごとく、ここ10年の間に、首都・ロンドンには個性豊かなレストランやバーが立て続けにオープンし、食をテーマにしたマーケットやイベントも数多く開かれてきた。街は今、フード&ドリンクバブルに沸き立っている。

この一大トレンドを、若手のシェフや経営者が牽引しているのも特徴だ。ヤング・ブリティッシュ・フディーズ(Young British Foodies、YBHS)http://the-ybfs.com/という、イギリスのフード業界に携わる若い才能をノミネートしてジャッジする、年に一度開催されるアワードがある。大手メディアも注目するこのアワードの創設者のひとりが、今回インタビューするリリー・ジョンズ(Lily Jones)というベーカーだ。


リリー・ジョーンズ

2008年、ジョンズは自宅のキッチンで焼いたケーキを、小さなマーケットで売り始めたところからキャリアをスタート。彼女が作るユニークかつ美味しいケーキの評判は口コミで広がり、イギリスの新聞『The Times』に取り上げられたところで一気に注目を浴びた。

その後、ビスポークケーキを専門にするベーカーブランド「リリー・ヴァニリ(Lily Vanilli)」を創設。ダウニング街10番地(イギリスの首相官邸)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、エルトン・ジョン(Elton John)、ヴィクトリア&アルバート博物館など、名だたるクライアントからの注文も舞い込むようになり、2011年にはキッチンを開放したショップをオープン。週に一度の開店日である日曜日には、行列を作るほどの人気を博している。

若干30歳にして、職人そして経営者として8年のキャリアを持つジョンズ。ファッショナブルでチャーミングな魅力を放つベーカーに話を聞いた。


ラフに陳列されたケーキ。サイズも小ぶりで、2つ、3つと試してみたくなる

ーージョンズさんの生まれはロンドンですか?

はい、ロンドンで生まれ育ち、哲学を専攻した大学を卒業後、しばらくオーストラリアに住んでいました。オーストラリアはとても素敵な場所で、そこでグラフィックデザイナーとしての職も得ていたのですが、企業のロゴや広告のデザインをする仕事に興味が持てず、何か別のことをやりたいと考えていました。ケーキを作り始めたのは、オーストラリアからイギリスに帰国した頃です。帰ってきたばかりで仕事もお金もなくて、ちょっとした小金稼ぎにケーキを焼き始めたんですよ。

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