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“きのこの山”や“明治ブルガリアヨーグルト”の秘密が明らかに!?「デザインの解剖展」が開幕【レポート】

FASHION HEADLINE / 2016年10月16日 10時30分

「きのこの山」

グラフィックデザイナーの佐藤卓がディレクションを務める「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」が、2017年1月22日まで、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催中。2001年からスタートした佐藤卓によるこのプロジェクトは「富士フイルム 写ルンです」や「タカラトミー リカちゃん」といったお馴染みの製品をデザインの視点で解剖し、各製品の成り立ちを徹底的に検証する試みだ。本展はグループ創業100周年を迎えた株式会社 明治の製品を全面的にフィーチャーした内容となる。

佐藤氏は企画意図について「身近な大量生産品の裏側で何が起こっているのか実はほとんど伝わっていません。だから『デザインの解剖展』では、みなさんが知っている製品に“外側から内側へ向かってアプローチ”しています」とコメント。「きのこの山」、「明治エッセルスーパーカップ」など今回解剖される製品は、どれもパッケージを見ればどんな味か思い起こせるほどメジャーなものばかり。しかし、一般の消費者は製品化されるまでの膨大な試行錯誤、たとえばネーミング、ロゴタイプの考案、パッケージデザインの変遷、原材料の配合など…に思いを馳せることは少ないだろう。本展では「きのこの山」の巨大オブジェやパッケージに印刷された里山を再現したジオラマ、消費期限の印字工程に着想を得た「ドット文字印字の仕組み」などの作品から、佐藤卓をはじめとする若手クリエイターたちが“メス”を取り、独自の視点と技術で製品を解剖した“鮮やかな手つき”を見ることができる。

「きのこの山」、「明治ブルガリアヨーグルト」、「明治ミルクチョコレート」、「エッセルスーパーカップ」、「明治おいしい牛乳」の展示ブースを全て巡ると、どの製品も「ブランディング」を成功させるために、たくさんのプロの仕事が結集し、磨き上げられた結晶なのだと気付く。クリエイターたちの解剖によって無機質だった工業製品に豊かな個性が加わり、それを見る側にも“解剖学的視点”が生まれたら幸いだ。

【展覧会情報】
「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」
会場:21_21 DESIGN SIGHT
住所:東京都港区赤坂9-7-6
会期:10月14日から 2017年1月22日
時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
※10月21日、22日は22時まで開館延長
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
休館日:火曜日、年末年始(12月27日~1月3日)

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