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テクニカルにクラシック回帰、鮮明に。ポール・スミス「PS」、キートン創業者のイベントも【ピッティウオモ91】

FASHION HEADLINE / 2017年1月20日 19時0分

ピッティウオモ91の会場風景

1月10日にイタリア・フィレンツェで開幕した第91回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO 91)が4日間の日程を終えた。1,220ブランド(内海外ブランド540ブランド)が参加する世界最大のメンズファッションの合同展示会には、今年は約2万4,300人が来場した。

今回のテーマは「Pitti Dance Off」。パーソナルなスタイルをコンテンポラリーなファッションで表現する方法として“ダンス”がクローズアップされ、メインビジュアルにフィンガータット(指先で行うダンス)が起用されたが、会場内でもダンスのパフォーマンスが各エリアで行われた。


ポール・スミスがPSの初のプレゼンテーションで24年ぶりにピッティのゲストに


1993年以来となるピッティのゲストデザイナーとして参加したポール・スミス
また、公式イベントとしてポール・スミス(Paul Smith)が1993年以来、久々にピッティのゲストデザイナーとして招待。今春よりスタートするディフュージョンライン「PS」の世界初となるプレゼンテーションを開催した。アクロバットダンスチームを起用し、デビッド・ボウイ、プリンス、ジョージ・マイケルなどの曲とともに、コレクションの一部をパフォーマンスで発表した。同ブランドのデザインコンセプトのひとつである自転車などのテーマを盛り込みつつ、コーデュラのハイテク素材を使用し、防水・防しわなどの機能を備えた軽量ジャケット、スーツなどをポール・スミスらしく、エンターテイメント性とユーモアで表現。服そのものではなく、ブランドの背景にあるDNAや、ライフスタイルの提案がプレゼンテーションの大きなトレンドとなりつつある時代性を踏まえての演出となった。

メインパビリオンを構成するクラシコブランドの2017-18秋冬シーズンの傾向は、アーガイルやハウンドトゥース、市松、ヘリンボーン、フィッシャーマンといった英国トラッドのモチーフが目立ち、全体にカシミア、ベビーアルパカ、モヘアといった高級獣毛混のウール素材を中心にしたミックス、ブレンドがキーワード。従来以上に軽さとやわらかさを強調したアイテムの提案が継続している。また、スポーツウェアの提案が幅を広げ、ハイテク素材使いでの差別化、スニーカー、ワークブーツのスタイリングが主流になっている。


ベージュ×グレーを打ち出したブルネロ・クチネリ

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