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映画『ハイヒール』イ・インチョル監督「“考える”という人間らしい行動を誘発する作品に」【INTERVIEW--1/2】

FASHION HEADLINE / 2017年6月17日 17時30分

ロケハンで多くの場所へと足を運びました。求めていた雰囲気にぴったり合致する建物に出会い、見た瞬間「撮影場所はここ!」と即決でした。撮影に使った建物は、普段はオーナーさんが暮らしている自宅なので、生活感があるリアルな風合いが完璧でしたね。もともと植物の部屋やKaiの工房、お店など部屋がたくさんあるコンセプトだったので、スタジオを組むとなると予算的に到底不可能でした。それだけに、撮影に選んだ建物は、部屋数もアンティーク家具もガーデニングも、すべてが描いていた通りで驚いたほど。

撮影中、不思議なハプニングもありました。8月のお盆時期、撮影場所には大雨警報が発令されたのですが、見事に僕たちが撮影している場所だけは雨が降らず、スケジュール通りに撮影を終えることができたんです。何か不思議な感覚を味わったほど、偶然や縁に恵まれて『ハイヒール ~こだわりが生んだおとぎ話』が生まれました。


――本作を通して監督が最も伝えたかったこととは一体何でしょうか?


何かメッセージを伝えたいというよりも、観た人に“考える”きっかけを持ってもらうことが目的です。答えを与えるのではなく、それぞれが何かを感じ、能動的に自分の頭で考えてみて欲しいと思っています。

情報過多で娯楽も多い現代は、ただ与えられるものを受け取る、受け身だけの人も多いと思うんです。考えずに単純作業を繰り返している様がアンドロイドのようで、それが映画のシナリオ作りにも繋がっています。

“考える”という人間らしい行動を誘発する作品にしたいと思い、製作に取り組んできました。


イ・インチョル監督

後半へ続く......

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