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意思表示する服を作る、未来を担う新進デザイナーの主張とは【NEWGENレポート2/2】

FASHION HEADLINE / 2017年6月20日 17時0分

今季のコレクションには、保守的で柔軟性のない世代に対するアンチテーゼとして、ユーモアたっぷりに社会的な主張を持ち込んだ。「不条理な事態にさらされるあまりに、現実かどうかの見分けがつかなくなっている。だからこそ、僕たちが描くロマンティックな空想も、かつてないほど現実的に見えてくれるんだ」と皮肉を込めてコメント。込み上げる怒りやもどかしさを、陽気で歓喜に満ちたコレクションへと変換させ、ポジティブなパワーこそが明るい未来を導くとメッセージを送った。


チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ2018年春夏コレクション

フィービー・イングリッシュ(Phoebe English)

ウィメンズから始まった同ブランドを手掛ける彼女は、先シーズンに続いて今季もプレゼンテーション形式でコレクションを発表した。メンズラインは特に、無駄なものは取り除き、ガーメントと加工開発、ハンドワークに注力している。

機能的で快適さを生む、作業着をベースとした今季。展示会場ではモデルたちが黙々と陶器を作り続ける。そこは静かでリラックスした、柔らかい空気に満ちていた。着る者の存在を肯定し、優しく包み込むかのような、安心感を与えてくれるコレクションピースたち。時には何かの作業に没頭し、現実を忘れ、自分自身を取り戻す時間が必要なのだと語っているようだった。


フィービー・イングリッシュ2018年春夏コレクション

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