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キプリング1/2--再スタートを切ったナイロンバッグ【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2013年11月5日 21時0分

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「キプリング(kipling)」表参道店ファサード

ベルギー発、独自のナイロンバッグで知られるファッションブランド「キプリング(kipling)」。現在、VFコーポレーション傘下で、世界的に大きな成長を遂げている。日本では2001年に初上陸を果たしたが、今回、日本での代理店契約を変更し、再スタートを切ることとなった。9月21日には東京・表参道に路面店をオープン。本国でプロダクト&マーケティングのヴァイスプレジデントを務めるティナ・デボ(Tina Debo)氏と日本の総代理店となるL&Sコーポレーション代表取締役・宮部貴之氏に聞いた。

――コンセプトショップのオープン、おめでとうございます。

Tina:昨年10月から、 「ワン・キプリング」、つまり「世界中どこへ行ってもキプリングは同じ」というコンセプトで、ロンドンを皮切りに世界中でショップを展開しています。ヨーロッパだけでなくペルーのリマ、メキシコ、ハワイなど世界各地に店舗を展開していますが、表参道のショップは、同コンセプトにおけるアジア初の路面店となります。表参道のメインストリートでの出店ということも非常に重要です。東京はアジアの中でも影響力のあるファッション都市であり、ショッピングの中心地ですからね。とても期待しています。

――コンセプトはご自身で立案されたのでしょうか?

Tina:新しいショップのコンセプトはとても面白い形で出来上がりました。ロンドンで、アジア、アメリカ、ヨーロッパと各国出身の顧客30人ほどに集まっていただき、ワークショップを開催しました。そして、どんなスタイルが求められているか、アイデアを出し合ったのです。色々なパターンを試し、良いと思われなかったらやり直して。私たちは、こじんまりとして居心地のよい、ハウス・オブ・キプリング、つまり「キプリングの家」を顧客と共に作り上げたかったのです。

――それは興味深い試みですね。

Tina:キプリングのショップは、商品を売るのではなく「サーブ」する場所ですので、リラックスしていただける場所を目指しています。単にアイテムをディスプレイするというだけでなく、ショップの奥には鏡があってゆっくり座って選べるようなコーナーを設けています。キプリングでイマジネスタと呼んでいるターゲット層は、35歳で子供があって家族を大切にし、仕事もしていて、そして自分の暮らしもエンジョイしたい。そういう顧客を元気づけるために、明るい色を使ったり、例えばどの商品にもブランドのアイコンであるモンキーのチャームを付けたりしています。キプリングのお店に来て、楽しんで欲しい。そういうメッセージが込められているのが、新しいコンセプトショップです。

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