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【レポート】英最大規模の現代アートの祭典「フリーズ・アートフェア2013」ダイジェスト

FASHION HEADLINE / 2013年11月14日 21時0分

更に、アーティストが即興制作を行う「フリーズプロジェクト」や、映像・音楽作品のパフォーマンス、現代アートに関するトピックを業界関係者で議論する「フリーズトークス」などのプログラムも連日催された。フリーズプロジェクトでは、フランスの現代美術作家リリ・レーノー・デューア(Lili Reynaud-Dewar)による”寝室”のインスタレーションなどが注目を集めた。ベッドから黒い液体が噴き出る空間に、パジャマ姿の作家本人が登場し、本作品制作に影響を受けたバイオグラフィー書籍『In My Room』を読み始める、というパフォーマンスを披露。フリーズトークスでは、アート教育の今後についての議論や、ヴォイスパフォーマーのメレディス・モンク(Meredith Monk)を迎えたトークが繰り広げられた。

会場の屋外を使った野外展示「スカルプチャーパーク」は、今年は「ヨークシャー・スカルプチャーパーク」ディレクターとして知られるクレア・リリー(Clare Lilley)が担当。同氏はギャラリーとの協力の下、11世紀から20世紀まで時代の異なる作品をロンドンの緑の中に融合させた。

フリーズロンドンの会場からスカルプチャーパークを抜けると、「フリーズ・マスターズ(Frieze Masters)」の会場に辿り着く。フリーズ・マスターズは古代から2000年以前の歴史的な作品を現代的な目線でキュレーションするアートフェアで、昨年からフリーズロンドンと同時開催されている。今年は120のギャラリーが参加した。こちらの会場でも、アフリカに関連した展示が多く見られた。

来年のロンドン「Frieze Art Fair 2014」は2014年10月16日から19日までの3日間、同じくリージェンツパークにて開催予定。

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