イタリアメンズは完全復調--R・ナポレオーネ・ピッティ・イマージネCEO【ピッティ現地レポート】

FASHION HEADLINE / 2014年1月27日 22時0分

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ピッティ・イマージネ・ウオモ85の会場スナップ

1月7日から10日にイタリア・フィレンツェで開催されたピッティ・イマージネ・ウオモ85(Pitti Immagine Uomo 85)の総入場者数は3万人、内バイヤーは2万800人(前年同期比1.7%増)、イタリアのバイヤー数は同4%増という結果となった。ロンドンメンズコレクションと会期が一部重なり、来場者の出足が懸念されたが、4日間の開催期間が好天に恵まれたこともあり、中2日は大勢の来場者でにぎわった。

国別バイヤーは前回の6月展では1位の座をドイツに譲った日本だが、今回833人で前年1月と同様に1位に返り咲き、2位のドイツを逆転した。トータルで120ヶ国のバイヤーが来場し、昨年同期からアジアからは韓国が5%増、中国からは20%減という結果となった。

「今回の結果には非常に満足している。イタリア、日本のマーケットが復調し、優秀なバイヤーが戻ってきている。ハイエンドのメンズウエアの展示会として、イタリアを代表するクラフツマンシップの製品から、ビッグデザイナーが提案するシーズンごとのトレンドまでこの4日間で余すことなく提案できている。これまで市場経済の影響から若干先行きの懸念があったイタリアのメンズファッションだが、完全に復調した。また、ディーゼル ブラック ゴールドやステラ・ジーン、No21のメンズのデビューコレクション、カサマードレやピッティW(ウイメンズ)のバーバラ・カサソラや、多彩なスペシャルプログラムとしてサブイベントが充実していたことで全体の質も向上している」とラファエル・ナポレオーネ(Raffaello Napoleone)・ピッティ・イマージネCEOは話す。

イタリアのメンズファッション産業の売り上げは2009年が11.2%減、10年0.5%減と前年を割り込んだが、11年4.2%増、12年1.6%増、13年は1.0%増と順調に回復。特に輸出の伸びは13年は3.7%増となる見込みで、EU以外への輸出が6.5%増と牽引。韓国34.4%増。中国26%増、香港14.6%増の高い伸びが目立ち、スペイン14.6%増、デンマーク12.6%増。英国6.8%増、ドイツ6.2%増、スイス5.1%増と欧州でも回復基調が続く。

ピッティ・ウオモでは商談として機能する展示会として、以前は10%の出展者の入れ替えから毎回15%に拡大し、各セクションのアップグレードをテーマにおいている。そのためにデザイン、ディストリビューター、生産、マーケット、新人発掘など各カテゴリーに分かれた12名のプロのスペシャリストが出展社をチェック。新規出店者にはサンプル送付により、事前の審査を入念に行っているという。

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