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“パールを変えた男”タクーンTASAKIクリエーティブディレクターに八つの質問【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年8月5日 21時57分

4.どんな女性に着けて欲しい?
2009年、クリエーティブディレクターに就任したタクーンは、TASAKIに新風を送り込むべく、今を生きるモダンな女性のために大胆かつ繊細なデザインのジュエリーを発表している。

T : ジュエリーの着け方や解釈の仕方は、その人次第だと思っています。ガラパーティーでは思いっきりゴージャスなジュエリーを着けて欲しいし、パールをジーンズとTシャツに組み合わせるのもいい。どちらかというと物事に捕われない自由な女性に着けてほしい。ジュエリーを大切に扱うより、毎日の日常生活でまるでユニフォームのように身に着けている女性が素敵だと思う、これこそラグジュアリーな発想ですね。

5.「バランス」はどのようにして生まれたの?
彼がバランスボールにインスパイアされ、パールを直線に並べたデザインの「バランス」は、TASAKIのアイコンといえるヒットアイテム。様々なパール、ダイヤモンドを組み合わせたリングやペンダントがあり、世界中で人気を博している。

T : パールと向き合った時,自分ならどんなパールを身に着けたいかと自問自答しました。考えているうちにパールが指の上に浮いているようなイメージが生まれたのです。それは、シンプルでモダン、しかも強いインパクトを与えるものでした。「バランス」のデザインはシンプルだからこそ、パールの役割を主張できているのだと思います。

基本的には自分がいいと思うものを作っていこうとしていて、なかでも「バランス」は特に気に入っています。

6.アイコン シリーズの一つである「リファインド リベリオン」については?
あこや真珠をスライスし、上下を逆にして山型を強調したTASAKI独自のカットを施したダイヤモンドを組み合わせた「リファインド リベリオン」シリーズは、相反する二つの感覚を融合させるタクーンのパンキッシュな精神から誕生した。

T : 普段のものの見方をひっくり返す感覚がクリエーティビティーに影響を与えると思っています。「リファインド リベリオン」やパールにゴールドの棘を付けた「デインジャー」シリーズは、デザインに取り掛かる時、“ラグジュアリー”という概念を破壊するものにしたいと考えました。ラグジュアリーのイメージを変えてしまうことで新しいエネルギーが生まれ、新しい価値観も生まれてくるのです。

7.「Abstract World」から新たなアイコンが生まれる?
創業60周年を迎えたTASAKIが8月から発売する新作のテーマは、「Abstract World(抽象的な世界)」。宇宙に輝く星、氷の世界、深海に生息する生物など、自然界に存在する魅惑的な美の世界を抽象的に表現した最新シリーズだ。

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