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15年2月に一新するANA制服。ブランディングに込めた思いとは?【小沢ちあき/生き方】

FASHION HEADLINE / 2014年12月14日 18時0分

ANA(全日本空輸)CS&プロダクト・サービス室の小沢ちあきさん

仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第13回は、全日本空輸(ANA)で10年ぶりにリニューアルされる新制服プロジェクトに主幹として携わってきた、CS&プロダクト・サービス室の小沢ちあきさん。

入社以来、客室乗務員(CA)としてキャリアを積み、現在も乗務しながら、CS推進のための社内セミナーを開催するなど、現場と上層部の架け橋として奔走する小沢さんに、忙しい日々をアクティブに楽しむ秘訣を伺いました。


――CAになろうと思ったきっかけは何ですか?

自分でも覚えていなかったのですが、小学校の卒業文集に“世界を股に掛けた仕事がしたい”と書いていたようです。家族で海外旅行に行ったことがきっかけで、漠然と海外に憧れや興味を抱いていたのだと思います。当時、女性が海外で活躍出来る職種は限られていて、その中でもCAは一番身近に感じた職業でした。ただ、就職活動は順調ではなく、何社か不採用の通知を受けた後にANAから合格の連絡をいただいた時の喜びは今でも覚えています。

――CAのやりがいはどんな時に感じますか?

いい意味で「疲れた」と感じる時です。例えば、満席のニューヨーク路線でお客様の様々な要望に対応した際など、到着時に“やり遂げた!”という達成感を感じます。

――ANAのCAで良かったと思うことはありますか?

今振り返ると、人に恵まれてきたと感じます。同期はもちろん、後輩も先輩も。既に退職された方の中にも、今でもプライベートでお付き合いしている人がたくさんいます。女性が働く環境としては、世界的に見ればまだ改善点や課題があると思いますが、私が入社した当時から比べるととても働き易くなったと思います。出産後も復帰する人がも増え、産休に入る時に辞める人が減りました。現在は各フライトに必ず1人はママさんCAが乗務していますよ。

――今回10年振りの制服リニューアル実施の経緯について教えてください。

2012年12月、ANA創立60周年の節目に制服リニューアルを発表しました。2015年には現行の制服が着用開始から10年経つので、客室乗務員や空港のグランドスタッフなどフロントラインスタッフの制服を一新することによって、生まれ変わったANAの印象をお客さまに感じていただきたい、というのがきかっけでした。

――新制服プロジェクトはどのように進められたのでしょうか。

まずは、フロントラインスタッフ部門や商品戦略部、マーケティングなど幅広く関係する部長クラスの約15名でプロジェクトを立ち上げて、「制服を通してANAをどうしていきたいのか」について話し合うところからスタートしました。そこで“挑戦”と“日本のホスピタリティー”など新制服のコンセプトが決定し、今までの黒、濃紺といったシックな色からの脱却、コーポレートカラーの青を使うという具体的な方針が決まりました。そしてANAのブランド及び新制服コンセプトを具現化してくれると総合的に判断し、ファッションデザイナーのプラバル・グルン(Prabal Gurung)氏にデザインを依頼することに決定しました。

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