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ドンペリニヨンがイリス・ヴァン・ヘルペンと造った“繭”【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年12月24日 12時0分

イリス・ヴァン・ヘルペン氏

カール・ラガーフェルドから日本のアニメ製作会社・ガイナックスまで、様々な気鋭のクリエーター達とのコラボレーションプロジェクトなど話題が尽きないシャンパーニュメゾン「ドン ペリニヨン」。今冬パートナーに選んだのは、フランスのANDAMファッションアワード2014年度グランプリを受賞した気鋭のファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris Van Herpen)だ。

今回彼女は、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ2004」のボトルと限定ギフトボックス、そしてスペシャルアートピースを発表。日本でも全国主要百貨店などで「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2004 イリス ヴァン ヘルペン ギフトボックス」(2万1,000円)と「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2003 イリス ヴァン ヘルペン ギフトボックス」(4万1,000円)が販売されている。ローンチに際し来日したイリスに今プロジェクトについて聞いた。


――まず、ドン ペリニヨンについて具体的にどんな印象を持たれましたか?

ドン ペリニヨンの歴史と世界観は、パワフルでクリエーティビティーに満ち溢れています。フランスのエペルネにあるドン ペリニヨンのセラーにも訪れ、醸造最高責任者、リシャール・ジェフロワ氏からシャンパーニュについて多くのことを聞きました。シャンパーニュは、その長い醸造プロセスの中で、様々な変化を経て、やがて熟成のピークを迎えます。そうしてドン ペリニヨンのアイデンティティーが醸成されていくのだと理解したのです。

リシャール氏がシャンパーニュについて情熱的に語る様子に、まるで詩を綴っているような印象を受けました。このエペルネでの素晴らしい経験も、ビジュアルとして作品に落とし込んでいます。

――(今プロジェクトの)テーマは「メタモルフォシス(Metamorphosis)」ですが、このワードからインスパイアされたことは?

変容、再生、進化といった意味を持つこの言葉から、自然の中に存在する「変容」を象徴するものとしてコクーン(繭)のモチーフを思いつきました。アートピースは蚕がコクーンの中で時間を掛けて蝶になっていく様子を素材やシルエットで表現し、その中にドン ペリニヨンが抱かれるように収められるものです。時間と共に進化していく変態の様子は、ドン ペリニヨンの醸成プロセスとも重なりませんか。

――あなたのコレクションは、最新テクノロジーを用いて作られることで有名ですが、今回もそのように製作しているのでしょうか?

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