パリジェンヌと開花した日本人イラストレーター【MY LITTLE PARIS2/2--Kanako】

FASHION HEADLINE / 2015年1月4日 22時0分

Kanakoさん

様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載「輝く女性の秘密」。第14回後編は、「マイ・リトル・パリ(MY LITTLE PARIS)」のイラストレーターのKanakoさんにお話を伺いました。

――ファニー・ぺショダさん(MY LITTLE PARIS創業者)の部屋にKanakoさんとの出会いのシーンのイラストが飾ってありました。その時のことを教えてください。

誕生日にファニーに贈ったイラストですね。私は2005年にパリに来て、日本からの仕事を受けながら生活していたのですが、あるアートイベントに誘われて出展した時に、たまたま社長の妹のアマンディーヌが友達に連れられてやってきたんです。その1年後に彼女から突然電話があって、「姉と一緒に絵を見せてもらいたいから夜カフェに来て欲しい」と言われました。その時何のことか全然分からなかったのですが、とりあえず行ってみようと思ったんです。

そこで2人から新しく始めるビジネスの話を聞きました。最初、「お金は出せないけど、上手くいったらお金を払える」と言われたんです。友人達からは「騙されるかもしれないからやめた方がいい」と言われたりしましたが、丁度そろそろ帰国しようと考えていた時だったので、パリでの最後に思い出で作りのような気分で参加しました。

後から聞いたところ、ファニーからイラストレーターを探すように頼まれていたアマンディーヌが、たまたま持っていた私のポストカードを見て思い出してくれたらしいのです。今考えると、私の人生を完全に変えてしまった仕事がこんな風に始まったなんて、おとぎ話みたいに感じます。

――このビジネスが成功すると思っていましたか?

今でもファニーに「こんな風になると思ってた?」と聞くことがあるんですが、ファニーもここまでは予想していなかったみたい。私はとにかく夢中でここまで来ました。実は、最初の1年間は無休で働いたのですが、その時が一番楽しかったように思います。“お金をもらっていないのにこんなに楽しいなんて、自分によほど楽しいに違いない”と脳が納得してしまっていたのかも。フランス語もほとんど分からない状態だったんですよ。

――最初は3人だけでしたね。

3人だけだった当時はファニーのアパートで週1回、ピザを食べながらミーティングしていました。今が三つ目のオフィスで、ここに来て初めて思い描いていた環境が実現しました。こんな良い環境、フランスでもめったにないですよ。壁にも絵を描かせてもらえて、イラストレーターとしても嬉しいです。

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