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パリの新たな美術館「ブルス ドゥ コメルス」って知ってる? 安藤忠雄による内装にも注目【From cities 世界の都市に憧れて vol.11】

FASHION HEADLINE / 2021年7月26日 20時0分

(※レストランの名称は、この建物が18世紀に穀物の取引所として使用されていたことに由来)

安藤忠雄がフランスの建築事務所「NeM」らと組み、3年の歳月をかけて施工された本美術館の総床面積は、10,500㎡以上におよぶ。
ちなみに、フランソワ ピノーは、今回のブルス・ドゥ・コメルスの他にも、ベニスの「パラッゾ グラッシ」「プンタ デラ ドガーナ」といった美術館を所持しており(全3件中一番広い建物は、ブルス・ドゥ・コメルス)、そのすべての内装を安藤忠雄が手掛けている。興味がある人は、この2つの施設にも足を運んでみるといいだろう。

>>【続いて展示作品をチェック! 】
ブルス・ドゥ・コメルスのオープニングを飾る、13のエキシビション





「OUVERTURE」
ブルス・ドゥ・コメルスのオープニングを飾る、13のエキシビション

ブルス・ドゥ・コメルスでの展覧会の幕開けは、「OUVERTURE(開始)」というテーマでキュレーションされた、絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの13のエキシビション。今回は、その一部をピックアップする。



館内に入り、すぐに心奪われるのは、自然光に包まれる中央円形空間。現在、このスペースには、スイスの現代ビジュアルアーティスト、ウルス・フィッシャーのインスタレーション作品が群を連ねている。

中央のルネサンス彫刻の模倣(原作はフィレンツェにある、ジャンボローニャによる作品)も、ジャケットを着た男の像も、椅子も、これらの作品は、なんとすべて“ロウ”製。加えて、展示中、それらには蝋燭の如く火がつけられ、少しずつ溶けて形がなくなっていくという、斬新な演出も込みで我々を出迎えるのだから驚く。

館がオープンしてから約3週間後のある日には、まだ一部しか溶けていなかったルネサンス彫刻像の女性の頭部も、ジャケットを着た男の像の頭部も、さらにその2週間後には、すっかり溶けて元の形ではなくなってしまっていた。これをみて、何かを思わずにはいられないだろう。そんな、エキセントリックな作品をも扱う美術館なのだ、ここブルス・ドゥ・コメルスは。

初っ端からいわゆる美術館の展示とは異なるアートに出会いつつ、その他にも興味深い作品が多数そろう。


1階の別室には、フランスで初公開となるアメリカ人アーティスト、デビッド・ハモンズの30点程の廃材利用のオブジェが。固定観念への示唆、人種問題警告がテーマとなっている。

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