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イセタンメンズとCADANによるアートコラボプロジェクト「Seasonal Cohabit ~Summer & Autumn~」開催

FASHION HEADLINE / 2021年7月21日 15時0分


鬼頭健吾「active galaxy」(2014年) ポストカードスタンド、アクリル板、モーター、鏡
写真撮影:木暮伸也

ベルリン時代に住んでいたアパートの窓から外を眺めていると向かいの建物が同じ窓枠であることに気づく。画一的な建物と窓の形、その中に住んでいる人々は多様であるのがカーテンのない窓から垣間見える。そんな生活の営みの風景を窓から入る光を赤や青や緑といった色にかえ、ベルリンのお土産屋の軒先に置いているポストカードスタンドに刺さるポストカードに見立て絶えず回転し光と多くの色が混ざり合うことで生まれる色々な人々が同じ様に生活し生きていることを表現した作品である。


【4階】濱田泰彰(はまだやすゆき)(所属ギャラリー:4649)
1988年生まれ。2018年に東京芸術大学大学院を修了し、2021年よりウィーン美術アカデミーに在籍。主な展覧会に「Neighbors」(Mumei/東京 , 2019年)、「NADA Miami Project booth」(NADA Miami/フロリダ , 2018年・2019年)、「Gemutlich Loch,Tschuss」(Justice/ウィーン , 2018年)等。濱田は3DプリントやワンボードマイコンなどのDIY技術を用いた大量生産品を模したオリジナルのオブジェを制作し、それらを通して鑑賞者とオブジェが対峙したときの違和感そのものや、鑑賞者の想像力を状況の中に不在であるなにものかに向けさせるような空間それ自体を制作している。


濱田泰彰「Neighbours」(2021年) Paint on 3D printed resin and mixed media レジン、ラッカー、3Dプリント / 11.3 x 15.2 x 34.9cm(folded)

これらのドールハウスはアーティストによるCADデータのドローイングをもとに3Dプリンターから出力された素材(またはレーザーカットされた木材)をプラモデルのように組み立てて作られたミニチュアである。備え付けられた車輪と取手は、これらが単なるフィギュアでなく実際にキャリケースまたはドールハウスとして使用できることを示している。モチーフとなっている現実に存在しない仮想のゴシック風の建築物は、作者にとっての反合理主義の象徴として用いられている。


【6階】西太志(にしたいし)(所属ギャラリー:FINCH ARTS)
1983年生まれ。虚構と現実の境界や匿名性をテーマに、木炭によるドローイングから発展した絵画と黒い陶土による陶作品や衣類に泥を塗り込み、焼成した立体作品も制作している。主な展覧会に「第14回 shiseido art egg 西太志展」(資生堂ギャラリー/東京 , 2020年)、「月の裏側を見る」(フィンチアーツ/京都 , 2020年)、「アートアワードトーキョー丸の内2015」グランプリ受賞(丸ビル マルキューブ/東京 , 2015年)などがある。

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