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NY植物園で開催中の草間彌生展「KUSAMA: Cosmic Nature」へ! ニューヨークから届いたアートレポート【From cities 世界の都市に憧れて vol.16】

FASHION HEADLINE / 2021年8月20日 12時0分


SPOT1.『I Want to Fly to the Universe』
チャーミングな作品に迎えられて


入園して最初に目に飛び込んできたのはこちら。2020年に制作された新しい作品で、宇宙に向かって大きく手を広げた新種の生命体のような力強さを感じる。ぽかんと開けた口から何かを吸い込んでいるかのようで、なんだか癖になるチャーミングさがある。


SPOT2.『Pumpkins Screaming About Love Beyond Infinity』
パンプキンが浮かび上がる、秘密のトリックアート


前述の『I Want to Fly to the Universe』のすぐ脇に、小さな建物が。残念ながらこの空間は撮影禁止とのことで、テキストのみでご紹介。

建物内入ると、中は真っ暗で無音。何かをじっと待つ人々の気配だけを感じる。しばらく経つと、空間の中央にぼんやりと黄色いパンプキンが浮かび上がり、合わせ鏡のトリックで、徐々にパンプキンは、空間の奥深くへと無数に広がって、のちにゆっくりと消えていく。静かに繰り返される無数のパンプキンの移ろうさまを眺めていると、だんだんと作品の世界に吸い込まれるような感覚を覚えた。


SPOT3.『Flower Obsession』
ゲストと作り上げる、花々に満ちたインスタレーション


先ほどのスポットからしばらく歩いて行くと、ビニールハウスのような白い小屋が見えてきた。小屋の手前で、スタッフからピンク色の花のステッカーを渡される。

「このステッカーは、これからインスタレーションに参加するためのものだよ。小屋の中の好きなところに貼ってきて! 」とのこと。
小屋に足を一歩踏み入れてびっくり。先ほどの花のステッカーがひとりでに増殖したかのような世界が広がっていた。

興奮した様子の子供達の声が聞こえてくる、どこにこのステッカーを貼るかで大騒ぎだ。
ここは、元々誰かの家のリビングルームのように、椅子やテーブル、植物などが置かれているだけの空間だったようで、埋め尽くされたステッカーの隙間を注意深く見てみると、テーブルの上には食器や花瓶、本などが置かれている。これまでに訪れた来場客の一人一人が、一枚ずつステッカーを貼って作っていくアート作品ということか。


少し離れた場所から眺めると、不思議と草間彌生が描いたペイント作品のようにも見える。


SPOT4.『Ascension of Polka Dots in the Trees』
お馴染みの水玉模様でドレスアップした木々

しばらく立ち止まって、木々を見上げる人々
『Flower Obsession』の小屋を出ると、次に見えてくるのは、ピンク色の水玉柄でドレスアップした樹木。実際に見ると写真の印象より大迫力のスケールだ。まさに、NY植物園という場所の特性を生かした作品。

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